マサルノート

令和式。夢追いのすすめ!

マサル

半導体工場で派遣から正社員となり最年少で課内最優秀社員に選出。早期退職後、農業スタートアップや期間工を経験。現在は自動車部品メーカーで働きながら、副業(ブログ運営、YouTube編集、バーテンダー)や資産形成(iDeCo、NISA、不動産投資)を実践中。多彩な経験を活かし、働き方や生き方を模索し続ける。

皆さん、新年あけましておめでとうございます!

ただいま2025年1月1日。午前6時になろうかしています。


マサルノートに何か書きたいなぁと新年早々パソコンを開いた次第です。

今日は夢についてお話していきます。

「夢を語るなんておこがましい」と思われるかもしれませんが、僕自身、かつて格闘技でプロを目指していたので、少しは語れることがあるかなと。 さぁ、コーヒーでも片手にリラックスしてお読みください。


諦めなければ夢は叶う?それ、平成までの話じゃない?

「諦めなければ夢は叶う」とか、「努力は裏切らない」なんて言葉、どこかで耳にしたことがあるでしょう。 でも、正直、そんな熱血フレーズは平成で終わったと思いません?

平成の時代、この言葉は多くの人を勇気づけました。 「努力をすれば何でもできる」という信念が、夢に向かって突き進むエネルギーとなったのです。 しかし、時代が変わり、令和に入った今、夢の実現にはもっと複雑な要因が絡んでいることが明らかになってきました。

現実には、「努力したすべての人が夢を叶えられるわけではない」という厳しい一面があります。 それは、運、タイミング、環境といった、自分の力だけではコントロールできない要素が大きく影響するからです。

たとえば、才能があり、努力を惜しまなかった人が、ケガや病気といった不測の事態でキャリアを断念せざるを得なかった例は数多くあります。 また、あるいは十分な実力を持ちながらも、適切な機会に恵まれなかったために埋もれてしまう人もいます。

令和の時代、夢を叶えるためには次のような姿勢が必要です。

  • 努力は必要条件ではあるが、十分条件ではないことを理解する。
  • 運や環境といった不確定要素に柔軟に対応する。
  • 実力だけでなく、目標達成スキルを身に着ける。

この記事を読み進める中で、夢を叶えるために必要な現実的な要素を一緒に考えていきましょう。


夢を叶えるための4つの条件

僕がこれまで後輩たちに伝えてきたのは、「夢を叶えるには実力、健康、お金、人間関係、この4つをクリアしないといけない」ということ。 1つでも欠けると成功は難しい。 では、それぞれについて深掘りしてみましょう。


1. 実力:プロレベルが必要

プロを目指すなら、素人レベルの実力じゃ通用しません。 運も実力のうち、なんて言葉がありますが、運はあくまで補助輪みたいなもの。 基本性能がダメなら、どんな運が巡ってきても宝の持ち腐れ。

逆に言えば、実力さえあれば運に頼らずとも道は開けます。

たとえば格闘技。 僕も「天才」と呼ばれるような相手とスパーリングしたことがあります。 結果は...まぁ察してください。

一緒に練習していて感じたのは、明らかに自分の方が努力をしているという事実でした。 当時、僕も必死だったので、昭和のスポ根漫画並みの努力をしていました。

しかし、天才たちは練習をそこそこにとどめているように見え、これには愕然としました。 ただし、それが彼らの怠慢というわけではありません。 天才なりの理にかなった練習方法を持ち、効率的に自分の能力を最大化していたのです。

この経験から学んだのは、「ただ量をこなす努力だけでは不十分だ」ということ。 どんな分野でも基礎力がなければ話になりません。 そして、その基礎力を効率よく磨くことが、夢に近づくための鍵なのです。

努力の有無にかかわらず、実力が必要。 これがプロを目指す上での揺るぎない現実です。

2. 健康:ケガと病気を乗り越える

プロを目指す上で、健康を保つことは最重要課題。 「健康なんて当たり前でしょ」なんて思うかもしれませんが、これが意外と大変。

僕自身、ケガで何度も挫折しました。 左ひざの半月板の損傷、左臀部の肉離れ、右太ももの肉離れ、左足の小指が半分まで裂けたこと、さらには椎間板ヘルニアも経験しました。

この時の古傷はいまだ日常生活にも影響をきたしています。

リハビリを重ねて、なんとか復帰できたものの、夢を諦めざるを得ない人も多くいます。

健康の維持は意志力だけではどうにもならない部分もあるけど、だからこそ普段から体を大事にすることが大切。 ケガ予防や体調管理、やりすぎない練習。 それが夢への道を長く繋げる秘訣です。


3. お金:現実はシビア

これ、正直一番のネックじゃないですか? 夢を追いかけるにはお金が必要。

格闘技の世界だと、遠征費や道具代だけでなく、練習時間を確保するためにアルバイトとの両立も課題。 もちろん「金持ちじゃなきゃ夢を追えない」とは言わないけど、金銭的な余裕がないと心が折れやすくなる。

具体的には、工場勤務しながら夢を追っている人もいるでしょう。 その生活リズムで練習時間を確保するのは相当きつい。 だけど、それを支える工夫ができる人は強い。

実際に金策に苦労するプロスポーツ選手はたくさんいます。

クラウドファンディングやスポンサー探し、奨学金など、お金の壁をどう乗り越えるかを考えるのも夢を叶えるプロセスの一部です。


4. 人間関係:表に出ない大きな課題

最後に、人間関係。 これ、意外と多くの人がぶつかる問題。

プロを目指す中で、指導者やスポンサー、仲間、時には家族との関係がうまくいかなくなることがある。

僕の知り合いでも、プロ組織の偉い人とトラブルになり、キャリアを潰された人がいました。

実力天才でもチーム内のいじめに合い、夢をあきらめる人も。

女性トラブルで夢を棒に振る人も。

また、恋人や家族から「そんな夢、現実的じゃない」と言われ、心が折れることもあります。

人間関係の問題は、地雷のようなもので防ぎきる事はできないと思います。

人間関係をクリアするには、コミュニケーションスキルの習得を怠らないこと。人間関係に深入りしない事。 そして自分の信念を曲げないことが大事。 ただし、どうしても合わない場合は、環境を変えることも選択肢です。

武道やスポーツで礼儀を問われるのは、人間関係の問題をクリアにするために必要だったりするのかなと思ったりします。


偶然を活かす力を科学で研究

「夢を叶えるには運が必要」と言うと、あまりにも抽象的に感じるかもしれません。 しかし、科学的にも運の重要性を示す研究があります。

セレンディピティ(偶然の発見)

セレンディピティとは、偶然が有益な結果につながる現象のことです。 コロンビア大学の社会学者ロバート・K・マートンの研究によれば、科学や技術の進歩には偶然の要素が大きく関与することがわかっています。

つまり、大発見なんかは運で見つけたに過ぎないという事。ただし、しっかりとした準備の上に打席に立つことが要件。

また、ノーベル賞受賞者の約半数が「偶然の発見」をきっかけに研究を進展させたという調査結果もあります。 これにより、偶然が大きな飛躍の一因となる可能性が示されています。

「運を引き寄せる力」の心理学

オーストラリアの心理学者リチャード・ワイズマン博士は、「幸運な人」の特徴を調査し、以下のような行動が運を引き寄せることを示しました:

  1. チャンスを見つける能力。
  2. 直感を信じる。
  3. 柔軟な思考で逆境をチャンスに変える能力。
  4. 楽観的な視点。

つまり、観察力にすぐれ、思いつきで行動し、底抜けのポジティブ思考って事

さらに、成功者は失敗を「学びの機会」と捉える傾向が強いことも分かっています。 運を引き寄せる人は、失敗や逆境を成長の糧に変える力を持っています。

成功と運の関係

イタリアの物理学者アレッサンドロ・プルチーノによる研究では、成功には「運」と「努力」の掛け算が大きく影響することがシミュレーションで示されています。 同じ実力でも、偶然のタイミングや環境の違いが結果に大きな影響を与えるという現実を教えてくれます。

また、社会学者マーク・グラノヴェッターによる「弱い紐帯の強さ」の理論では、広範な人脈が偶然のチャンスを生む可能性があるとされています。 弱いつながりのネットワークは新しい情報や機会をもたらす重要な要素とされています。

つまり、あさあさの浅ーい付き合いの人脈を、広ーく持っておいていた方が成功しやすいという事。

主観ですが深い付き合いは、逆に足枷になる事が多くなるように思います。

中国の思想家「荘子(そうし)」は、君子の付き合いは水の様にさっぱりしたものであるべきと説きます。「君子の交わりは淡きこと水の如し

これらの研究は、運が単なる偶然ではなく、準備や行動によって活用できる要素であることを示しています。


結局、夢は運次第。でも...?

ここまで読んで、「結局は運次第じゃん」と思った人、いるでしょう。 それ、半分正解で半分不正解。

確かに、すべての条件を満たしても夢が叶わないことはある。 だけど、その努力や経験が次の夢に繋がることもある。

僕は夢を諦めて格闘技のプロにはなれなかったけど、大きく物事を見るとそれだけが人生ではないという事は明白です。

僕自身の話で言うと、一時期は「らしい人間像」を求められたことがありました。 県内で少し名が知られるようになると、コーチや周囲、さらには子供たちやその保護者から「こうあるべき」という期待を突きつけられる。 しかし、その期待と自分の本心との間に生まれるギャップに悩むことも多かったです。

自分を偽らないことは簡単なようで難しい。 だからこそ、夢を追いかける上で本当の自分を見失わないことが大切だと思います。

そして、夢が叶わなかったとしても、それが大きな問題ではないと気づきました。 むしろ、自分らしく生きることを追求する方がよっぽど大事で幸せなことです。

あとから知りましたが、これは無為自然の考え方に近い考え方です。

「無為自然」とは、自然のままに身を任せ、無理に何かを成そうとせず、流れに従う生き方を意味します。

これは道教の思想から生まれたもので、現代の忙しい社会の中で、自分を見失わないための指針にもなります。

老子は、最高の善は水のような生き方にあると説きます。

水は柔軟で争わず、低きに流れる謙虚さを持ちながら、万物を潤し続けます。私たちも水のように適応し、利他の心を持ち、自然の流れに従えば、やがて大河のような大きな目的にたどり着くと教えています。

偽らず、無理をせず、目の前のことを全力で楽しむ努力こそが、唯一無二のあなたの人生を唯一無二の場所にたどり着かせるもっとも近道かもしれません。


最後に

新しい年が始まった今、あなたも何かに挑戦したい気持ちがあるのでは?

夢を叶えるためには、実力、健康、お金、人間関係、そして運をつかむためには、この4つを準備しておくことがマストです。

でも、夢を追う過程で得られるものは、必ずあなたを成長させる。 そして、自分らしく生きることがあなたの幸せにつながるはずです。

それを信じて、一歩を踏み出してみてください。

今年があなたにとって素晴らしい一年になりますように。 マサルでした!

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マサル

半導体工場で派遣から正社員となり最年少で課内最優秀社員に選出。早期退職後、農業スタートアップや期間工を経験。現在は自動車部品メーカーで働きながら、副業(ブログ運営、YouTube編集、バーテンダー)や資産形成(iDeCo、NISA、不動産投資)を実践中。多彩な経験を活かし、働き方や生き方を模索し続ける。

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