時間がない 中編──なぜ人は言い訳してしまうのか? 思考のクセをぶっ壊せ

マサル

半導体工場で派遣から正社員となり最年少で課内最優秀社員に選出。早期退職後、農業スタートアップや期間工を経験。現在は自動車部品メーカーで働きながら、副業(ブログ運営、YouTube編集、バーテンダー)や資産形成(iDeCo、NISA、不動産投資)を実践中。多彩な経験を活かし、働き方や生き方を模索し続ける。

「時間がないのは言い訳だ」──前編を読んで、そう思ってくれた人もいるだろう。
でもたぶん、こんな気持ちも湧いてきてないか?

「いや、でも実際キツいし…」
「そんな簡単に変えられるわけないよ」
「朝活とかムリだし」

──その気持ち、めちゃくちゃわかる。俺もそうだったから。

だから今回は、

なぜ人は「時間がない」と言い訳してしまうのか?
その“心のクセ”と、“その越え方”について話していく。

読むだけで、少し心が軽くなるはずだ。
「できない理由」探しに慣れた自分から、少しずつ抜け出そう。

今日の申し送り

言い訳をするのは、怖いから。なら、「なぜ怖いのか」から見直そう。


前編では、「時間がない」は言い訳だと伝えた。
本当に「ない」のは、時間じゃなくて

覚悟と工夫

俺自身、「朝時間」を作ることで、
ようやく一歩を踏み出せた。

でも、たぶん今こんなふうに思ってる人もいるはずだ。
「いや、それでも無理だよ」
「子育てもしてるし、疲れてるし、続かないって…」

──わかる。その気持ちも、めちゃくちゃわかる。
だから今回は、

なんで人は言い訳してしまうのか


その正体を、いっしょに見ていこう。


「時間がない」と言い訳するのは、防衛反応

まず、大前提として知ってほしいのは──
人は、自分を守るために“言い訳”をするってこと。

心理学ではこれを「自己防衛本能」と言う。
失敗したら傷つくかもしれない。
周りからバカにされるかもしれない。
自信がなくて踏み出せない。

だから、「やらない理由」を用意して、
自分を守ってるんだ。


現場でよくある「できない理由探し」って、こういうこと

たとえば、現場のこんなセリフ。

  • 「俺、もう歳だからな」
  • 「家族もいるし、無理できねえよ」
  • 「昔から勉強苦手だしさ」

どれも、わかるよ。
でも、裏を返せば──
**「やらなかった時の自分を正当化してるだけ」**なんだ。

これをずっと続けてると、
挑戦しない自分に慣れちゃう。
そのうち、“挑戦する人”を見ると、逆にモヤモヤしてくる。

「あいつは特別だから」
「独身だから時間あるんだろ」
「こっちは現場があるんだよ」

──でも、本当にそれだけか?


「時間を作る人」と「時間に流される人」の違い

時間は、みんなに平等だ。
成功してる人も、やりたいことやってる人も、
1日24時間しかない。

違うのは、「何に時間を使うか」の選び方。

✅ 朝スマホいじって10分消える
✅ コンビニ前でボーッとしてる5分が消える
✅ 夜、意味もなくダラダラして1時間溶ける

これが毎日積み重なったら、
月に何時間消えてると思う?

仮に毎日1時間ムダな時間があるとしたら、
1ヶ月で30時間。
丸一日以上、自分の時間を捨ててることになる。


「朝なんて起きられない」

わかる。最初は無理だと思うよな。
でも、それって**「朝起きられない体」じゃなくて、「夜寝ない習慣」が原因**なんだよ。

早く起きたければ、まず「夜をどう過ごすか」から変える必要がある。

  • スマホは夜9時以降見ない
  • 子どもと一緒に寝る
  • 次の日の朝やることをメモしておく

こうするだけで、起きやすくなる。

大事なのは、“気合”じゃない。
「仕組み」で勝つこと。


「家族がいて無理」

これも本当によく聞く。
でも、それでもやれてる人がいるのも事実。

たとえば、さっき紹介した吉田穂波さん

  • 3人の子どもを育てながら
  • 医者として働いて
  • ハーバードで学び直して
  • 本も出してる

これ、特殊能力があるからじゃない。
「工夫して、やる」って覚悟があるから。

しかも、吉田さん自身が言ってた。

「完璧にやろうとしない。60点でいい。
でも、自分で時間を作る努力をやめたら、人生は停滞する」

これ、心に残ったな。
“完璧じゃなくていい”んだよ。
でも、“動こうとしなきゃ、何も変わらない”。


朝活の効果は、データが証明している。──言い訳を超える4つの事実

「朝活なんて、どうせ意識高い人だけの話だろ?」
──そんなふうに思ってた。
でも調べてみると、ちゃんと数字とデータで証明されている。
しかも、特別な人だけじゃない。
普通の現場で働く俺たちにも、チャンスはある。

ここから、朝活の力を裏付ける“4つの事実”を紹介する。
読むだけで、きっと「朝活、ちょっとやってみようかな」って思えるはずだ。

「◆【1】年収が高い人ほど「朝型」

▶︎ ソニー生命「会社員の生活実態調査(2016)」より
年収1,000万円以上の人のうち、**65.6%が「朝型」**と回答。

つまり、朝型の生活習慣は、
**成果を出している人たちの“当たり前”**になっているってことだ。

📌 ポイント:早起き=収入アップの直接因果ではないが、「朝を活用する習慣」が結果に結びついている可能性は高い。
👉︎「副業や資格って、やれる人は結局、時間を作ってるからなんだな」と実感できるデータ。


「朝活をしている人は、幸福度が高い」

➡︎ スタンフォード大学の心理学研究では、
朝型の生活をしている人は、夜型の人よりも

  • ポジティブ感情(前向きな気持ち)30%アップ
  • ストレスホルモン(コルチゾール)20%ダウン

していることがわかっている。

つまり、朝時間を味方につけると、
単に時間だけじゃなく、心の余裕も手に入るということだ。

(現場読者向けポイント)
👉︎「疲れた、イライラする」が減るだけでも、毎日の仕事がだいぶラクになる。


「朝に目標設定する人は、達成率が高い」

➡︎ ハーバード大学の研究では、
朝のうちに「今日やるべきこと」を明確に決めた人は、
そうでない人よりも

  • タスク達成率が約1.3倍高かった

と報告されている。

これはなぜか?
脳がスッキリしている朝に計画を立てることで、
一日を「流されずにコントロールできる」からだ。

(現場読者向けポイント)
👉︎「現場でバタバタ振り回される」って人ほど、朝の5分で差がつく。


日本でも進む「朝活文化」

➡︎ 日本では「朝活コミュニティ」や「朝活カフェ」も年々増加している。
ある朝活コミュニティの調査では、

  • 朝活継続者の約8割が「人生が好転した」と回答
  • 朝活開始後、転職・独立・収入アップを実現した人が多数

こうしたデータが裏付けている。

(現場読者向けポイント)
👉︎「都会の人だけでしょ」じゃない。
地方でも、地道に朝活してる人たちが、確実に人生を動かしている。


朝活の効果はでかい

朝活は、感覚だけじゃない。
数字とデータでも、確実に結果を出している。

だからこそ、

特別な環境じゃなくても
「朝の2〜3時間」を変えるだけで、未来を動かせる。

すごい才能がなくても


中編のまとめ

  • 言い訳するのは、怖いから。でもそれは人間として自然な反応
  • 大事なのは、「その言い訳の中身を見つめること」
  • 朝時間は、工夫と仕組みで誰でも作れる
  • 完璧を目指さなくていい。まずは“やれること”をやってみる

今のまま、「できない理由」を抱えたまま10年過ごしたら、
本当に納得できるだろうか?

たとえ小さな一歩でも、
今ここから動き出したら、
未来は絶対に変えられる。

「どうせ無理」じゃなく、
**「どうやったらできるか」**を考えるほうが、ずっとカッコいい。


次回予告(後編)

【後編】では、『時間がない 後編──朝時間で人生を変える!やれる自分を取り戻す実践法』
いよいよ「実践編」。
どうやって朝時間を作り、
どうやって続けるのか?
その方法を、できるだけ具体的に、段階的に紹介する。

「やってみようかな」と思えたなら、もう半分成功だ。
あとは、始めるだけだ。

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マサル

半導体工場で派遣から正社員となり最年少で課内最優秀社員に選出。早期退職後、農業スタートアップや期間工を経験。現在は自動車部品メーカーで働きながら、副業(ブログ運営、YouTube編集、バーテンダー)や資産形成(iDeCo、NISA、不動産投資)を実践中。多彩な経験を活かし、働き方や生き方を模索し続ける。