「辞める前に、やるべきことは本当にないのか?」
“ただの人”で終わらないために、40代から始める現実的な準備。
今日の申し送り
「工場を辞める前に、“次に進める足場”を1つでも多く作っとけ。」
「今のままじゃダメだ」って思っても、
いざ辞めようとすると、不安が先に立つ。
本当にこれでいいのか?
次の職場、ちゃんとやっていけるのか?
自分に何ができるのかも、よくわからないまま…。
でも実は、その不安って“準備不足”が生んでるだけかもしれない。
俺が実際にやってよかった“事前の備え”を、ここで紹介していく。
「辞めたい」気持ちを行動に変えるには、“原因の言語化”がカギ
俺はいつだって“工場辞めたい常連”だ。
でも今は、すぐには動かない。
まず、自分の中にある「違和感」をバラして、“名前”をつけるようにしている。
なぜかって?そうしないと、何に不満を感じてるのか、自分でもわからなくなるからだ。
たとえば、こんなふうに分けてみる:
- 「仕事がつまらない」→やりがい不足
- 「毎日怒られる」→人間関係のストレス
- 「この先が見えない」→将来の不安
- 「自由がない」→時間的拘束への不満
- 「体がキツい」→肉体的な疲労と限界
最初は紙に書くだけでいい。
“なんとなく”で辞めようとするから、道に迷う。
問題に名前がついたとたん、「じゃあどうすればいい?」が見えてくる。
我慢し続ける40代へ。まず“誰かに話す”ことから始めよう
現場の人間って、我慢強い。
でもそれ、裏を返せば**「自分の感情を殺すのがうまい」**だけだったりする。
俺もそうだった。
「どうせ言っても変わらない」
「弱音吐いたら“甘え”だと思われる」
「文句言うくらいなら、辞めたほうが早い」
でも今思う。
黙って爆発するより、話して道をつくったほうが、よっぽど建設的だった。
だからまずは、“信頼できるひとり”に話してみてほしい。
- 会社の同期
- 別部署の知り合い
- 家族
- 元同僚
- あるいは、紙に書いて自分自身でもいい
話すことは、「辞めるかどうか」を決める前の準備運動みたいなもんだ。
一度、言葉にしてみるだけで、頭の中が整理される。
俺の場合奥さんとは常日頃将来の事を中心のよく話すように心がけている。
工場作業者は転職市場では“ただの人”という現実を知る
現場でどれだけ頑張ってきたかなんて、
転職市場では誰も見ちゃいない。
「工場で何年働いてました」って言っても、評価は“ただの人”。
スキルや資格がなければ、何百人いるうちの一人。
それが現実だ。
それは管理職だったとしても一緒だ。
辞める前にやるべきこと4選|在職中だからこそできる準備

俺が本当に後悔したのは、「辞めてから焦って動いたこと」だ。
動きたくても、体力も気力も削られてて、手も足も出なかった。
だからこそ、今の自分ならこう言う。
「辞めたあと」じゃなく、「まだ辞めてない今」がいちばん動きやすい。
たとえばこうだ:
- 【副収入の種をまく】
→ 月3,000円でも稼げたら、心の支えになる。メルカリでもブログでもバイトでもいい。 - 【資格をひとつ取る】
→ フォークリフト、危険物、電気工事士。工場系ならこれだけで転職の選択肢が広がる。 - 【家計を整える】
→ 固定費を1万円下げるだけで、“もう少し頑張るか”と思える日がくる。 - 【一度だけ、真剣に求人サイトを見る】
→ 自分の市場価値、今どんな求人があるのか。知っておくだけで判断がブレなくなる。
準備は、逃げ道じゃない。
**“本当に辞めたいときに、ちゃんと踏み出せるための滑走路”**だ。
【まとめ】後悔しない転職は、“納得して動く”ことから始まる
最後に、俺がこの5年でたどり着いた答えを書いておく。
辞めてもいい。
でも、「なんで辞めたのか?」をあとで自分に説明できなかったら、また同じ場所に戻る。
人は「納得して決めたこと」じゃないと、後悔する。
逆に、納得して選んだ道なら、多少のしんどさは乗り越えられる。
だから今、もしあなたが
- 辞めたい
- でも不安
- でも毎日しんどい
って感じてるなら、こう問いかけてみてほしい。
「この苦しさは、逃げたいだけ? それとも、変わりたいのか?」
「今やれることは、本当に何もないのか?」
答えが出なくてもいい。
でも、そう問いかけられるだけで、あなたの中に**“次に進む準備”**が始まってる証拠だ。