「またアイツか…顔見るだけでしんどいわ」
──正直、工場って“上司の当たり外れ”で職場の空気、全然ちゃうよな。
オレは、ウザそうな上司にはとにかく早めに距離をとるって決めてる。
なぜかって?我慢してたら、いつか自分が壊れるからや。
しかも工場の上司って、リーダーの勉強なんかしてへんし、
高校の部活ノリをそのまま持ち込んでるようなやつが多い。
そら、理不尽でムラっけあるのも当然や。
だからオレは、あるときから**“悟りモード”**で対応するようになった。
そう、わざとらしいぐらいの仏の顔で、相手の攻撃を受け流す。
今回は、そんなオレなりの「上司との関わり方」を全部話すわ。
同じようにしんどい気持ちで働いてるなら、
どれか一つでも、ヒントになったら嬉しいで。
怒鳴るのが仕事と思っている。

「おい、それまだ終わってねぇのかよ!」
「なんでオレが言わなきゃわかんねぇんだよ!」
──そんな怒鳴り声、毎日聞かされてたら、正直しんどいよな。
オレも昔、となりの班のリーダーがそんな感じでさ、聞いてるこっちまで胃が痛くなるような現場やった。
でも、声を大にして言いたい。
そうやって怒鳴られるの、アンタのせいじゃない。
だってよく考えてみ?
同じことしてても、何も言われないヤツもおるやろ?
結局ああいう上司って、「言いやすいやつに当たる」だけやねん。
工場って上司差がエグイ
オレの持論なんやけど、工場って“上司ガチャ”があるんよ。
どんなにいい職場でも、「当たりの上司」ばっかりとは限らん。
運悪く「ハズレ」を引いたら、どんなに頑張っても報われんこともある。
- 感情で怒るやつ
- すぐ手を出すやつ
- 指示が毎日変わるやつ
- 自分だけ楽してるやつ
もう、こっちが悪いんちゃうで?って冷静に見ることが大事。
「人間関係で辞める人の多さ」

厚生労働省の調査によると、
会社を辞めた理由で「人間関係がうまくいかない」って答えた人は20代〜40代で20〜30%もおる。
しかも、製造業はその傾向が強め。
つまり、あなただけちゃう。
上司との関係に悩む人、山ほどおる。
責任持つのが責任者のはず。
上司がウザいのに、
怒鳴られてるのは自分で、
しんどくなって辞めるのも自分──
これ、冷静に考えたらめちゃくちゃ損やろ?
だからこそ、オレはこう思うんよ。
「その上司にちゃんと向き合おう」なんて思わんでいい。
大事なのは、自分の心を守ることや。
“ウザい上司”を
見極めるポイント

「工場って、上司ガチャあるよな」って話、よく言われるけど、
オレから言わせれば、そりゃそうやろ、って話やねん。
だって──
工場の上司って、基本“自己流マネジメント”やから。
リーダー研修とかないから
あらためて考えてみ?
現場の班長とかリーダーって、高卒でそのまま現場で長くやってきた人がほとんど。
リーダーシップの勉強もしてへんし、
部下との接し方、指導の仕方なんて教わってない。
会社に**「リーダーマニュアル」なんかあるわけもなく、**
みんな見よう見まね、完全に自己流のマネジメントでやってるわけ。
だから、上司によって対応バラバラ。
「相談しやすい人」もいれば、
「機嫌次第で当たりが強くなる人」もいる。
頭も心も高校生のまま
現場にずっといるとわかるけど、
いまだに“部活のノリ”で怒る上司、ほんまに多い。
- 気合いでなんとかしろ
- ミスしたら怒鳴るのが当たり前
- 先輩には絶対服従、みたいなやつな
しかもそのノリ、10年、20年経ってもずっと変わらん。
「オレの若い頃はなぁ…」って語り出したらもう終わりや。
「実力」=「ゴマすり」な現実
オレが一番イヤやったのはこれ。
現場でちゃんと仕事してる人より、上司にゴマすってるやつの方が出世してくパターン。
- 飲み会皆勤賞
- イエスマン
- 他人の手柄を奪うのがうまいやつ
ほんま、「たたき上げで、現場のしんどさ知ってる人」の方が少ない。
そんな中で、「いい上司に当たる」ことを期待するのは、正直ギャンブル。
こんな上司に近づくな。
だからオレは、最初のうちにこういう上司には注意してる:
- 話を聞かない
- 他人を見下す
- すぐ怒鳴る
- 気分屋で言うことが変わる
- ミスを部下のせいにする
このへんが揃ってると、99%“地雷”やと思ってええ。
「上司の人間性」によって、毎日のしんどさが全然変わる。
だからこそ、オレは最初から**“関わらん方がいいやつ”を見極めて避ける**って決めてる。
基本は“距離を取る”が正解
「いやいや、社会人なんやから、上司ともちゃんと付き合わなあかんやろ」
──って思うかもしれんけど、オレはハッキリ言う。
ムリに関係築こうとするな。合わんやつとは、最初から関わらん方がええ。
上司と“仲良くなる努力”をする前に、
まずは自分の心を守る方が大事や。
“いい顔”するだけが大人ではない
オレもな、昔は「上司にはイエスって言っとくのが大人や」って思ってた。
なんせ、オレ野球部上がりで、上下関係にはうるさい世界で生きてきたからさ。
嫌な上司でも、我慢して付き合うのが“社会人として正解”やと思い込んでた。
でもある日、ふと気づいたんよ。
「あれ?なんでこんなに毎日ヘコヘコしてんやろ」って。
怒鳴られてもニコニコ、理不尽でも「はい、わかりました」って言ってる自分が、なんかめっちゃカッコ悪く見えた。
そんな日が何日も続いてくと──
次は**「ホンマの自分ってどんなやったっけ?」**ってわからんようになってきてさ。
人の顔色ばっか見て、気がついたら自分の感情どっか置き去りにしてた。
「いい人」でいようとするあまりに、自分がどんどん削られていく感覚。
あれって、ほんまにキツい。
だからこそ、オレは決めたんよ。
「誰にどう思われようと、無理なもんは無理や」って。
距離を取る=「戦略」
「距離を取る」って聞くと、逃げてるとか、社会人としてダメとか思われがちやけど、
オレに言わせれば、むしろ“生き残るための戦略”。
- なるべく関わらん配置を選ぶ(作業分担・ライン位置)
- 報連相は最小限・事務的に
- 感情を込めずに話す(“はい or いいえ”だけで返す)
- 飲み会はスルーする(断る理由は「家庭の都合」でOK)
これだけでも、かなりストレス減るで。
「関わらない技術」はスキル
仕事って、なんでもかんでも“正面からぶつかる”だけやない。
ぶつからんように動く方が、よっぽど賢いときもある。
たとえば──
・休憩の時間をずらす
・あえて同じ空間にいないようにする
・伝言はメモか端末で済ませる
・誰かを間に入れる
うまくやってる人って、こういう工夫を当たり前にやってる。
我慢など時間の無駄という調査
昔は「とにかく耐えて乗り越えろ」って文化やった。
でも今は違う。
耐えすぎたら、メンタルやられて終わりや。
しかも、厚労省の調査では、
20〜30代の退職理由のトップに「人間関係のストレス」が入ってる。
つまり、心を守らんと“続けられない”時代なんや。
距離をとれない時はコレだ!

どんだけ距離を取っても、
あいつらって平気でこっちの領域にズカズカ入ってくることあるよな。
「おい、それやっとけよ」
「なんやその態度?」
「お前、オレの言うこと聞けへんのか?」
──いやいや、こっちは関わりたくないだけやっちゅうねん。
でも向こうはおかまいなし。
正面からぶつかっても、火に油や。
秘奥義“悟りモード”で対応

オレの“悟りモード”はな──
ただ感情を殺すんじゃない。
むしろ、わかりやすいくらいの“仏の顔”で対応するんや。
どんな悪態にも、ニコッと笑って、
「なるほどですねぇ」「ありがとうございますぅ」って、まるで後光がさしてるかのような低姿勢で返す。
でもな、愛想笑いの中にも、芯はある。
言うべきことは、めちゃくちゃ丁寧に、でもキッパリ伝える。
「申し訳ありません、それは私の仕事の範囲ではないので対応できかねます(ニコッ)」
「それについては、上司に確認してからでお願いします(さらにニコッ)」
──みたいな感じやな。
これやると、相手はちょっと戸惑うねん。
怒鳴っても響かんどころか、「え、逆にオレが悪いん?」って空気になったりもする。
怒られても動じない。
下手に出ながらも、流されない。
“圧倒的に許す”ことで、立場を逆転させるんや。
このスタイル、ある意味「演技」かもしれんけど、
オレは自分を守る“戦術”としてやってる。
「怒る人には、怒らせる価値すら与えない」
──そう思えるようになったら、だいぶ楽になるで。
あいつらって、リアクションがあると余計に食いついてくるからな。
鼻くそ思想「どうでもいい」と思う
これ、地味に効くやり方なんやけど──
嫌な上司に何か言われたら、心の中でずっと唱えてた。
「はいはい、どうでもいい」
「この人の価値観、オレには関係ない」
「いつかこの会社も辞めるし」
自分に言い聞かせる感じでやってたら、
だんだん相手の言葉が“ただの雑音”に聞こえるようになってくる。
限界の時は1人で抱え込むな
でも正直、それでもしんどいときはある。
悟りモードでも効かんぐらいの“地獄みたいな現場”もある。
そんなときは、1人で抱え込まんことや。
- ちょっとでも話せる人を見つける
- 他部署の信頼できる先輩に相談する
- 「配置換え」や「異動希望」を出すのも手や
最近は「社内ハラスメント相談窓口」とかもあるし、
ガチでやばいときは、労基(労働基準監督署)に匿名で相談って手もある。
黙って耐えるのが正解、って時代はもう終わったで。
逃げるのはカッコ悪いことやない。
自分を守るための“戦略”として、使えるもんは全部使えばええ。
職場人災から自分を守れ!
「仕事なんやから、上司とうまく付き合わなあかん」
──って、昔のオレも思ってた。
でも現場に長くいるとわかるんよ。
“うまく付き合う”=“我慢する”やと、いつか壊れる。
「いい人」より「続けられる人」
どんなにええヤツでも、
毎日ストレスにさらされてたら、心やられる。
現場って、正直キツい仕事やん?
だからこそ、大事なのは「いい人」でいることやなくて、「ちゃんと続けられるか」やと思う。
無理して、体調崩して、辞めていく人を何人も見てきた。
それよりも、嫌なもんは嫌って言える人の方が、長く残ってる。
合わない人には会わない
実際、どこ行っても変な上司っておる。
完璧な職場なんて存在せえへん。
だからオレは、こう考えるようにしてる。
- この人と合わへん→じゃあ距離をとる
- 何言われても響かん→悟りモード発動
- 嫌な予感がしたら→最初から深入りしない
関わらない力って、自分を守るスキルや。
これは逃げでも甘えでもない。
“やっていくための知恵”やと思うで。
究極は自分やで
「ちゃんと向き合わなあかん」って思いすぎるな。
合わへん人に、無理に合わせんでええ。
そいつの機嫌とるより、自分の心を守ることが一番大事や。
オレも昔、イエスマンで我慢し続けて、自分を見失いかけたけど、
今は「関わらんことこそ最強」ってわかってる。
もし今、毎日しんどい気持ちで出勤してるなら──
ちょっとだけ“仏の顔”、かぶってみ?
演技でええ。わざとらしいくらいでちょうどいい。
そしたら案外、ラクになるかもしれへんで。