アドセンス審査に何度も落ちた理由、それは“記事の質”じゃなく、“読者目線のなさ”だった──今ならそう言い切れます。
今日の申し送り
「“いい記事”だけじゃ、伝わらない。見る側の目線がすべてだ。」
「内容には自信あるのに…なんで落ちる?」
たぶん、この記事を読んでいるあなたもこう思ったことがあるんじゃないだろうか。
「自分の記事、ちゃんと調べて書いてる。文字数も多いし、内容は薄くない。」
「なのに、アドセンスに受からない。なんで?」
まさに、当時の僕もそうだった。
記事の中身は、自信があった。
調査もしたし、体験談も入れた。ふざけてない。コピペもしてない。
でも、審査は落ちる。毎回『コンテンツの不十分』の一点張り。
「じゃあ何が足りないんだよ…」って、何度思ったかわからない。
“コンテンツの不十分”って、結局どういうこと?
この「コンテンツの不十分」って、マジでくせ者だ。
文字数が少ないから?
画像が多すぎたから?
記事数が足りないから?
──どれも、違うかもしれない。
本当に問題だったのは、“ユーザーの体験”を無視していたことだった。
読み手にとっての「使いやすさ」が足りなかった
僕が最初にやらかしてたのはここだ。
- トップページがごちゃごちゃで、どこから読めばいいかわからない
- カテゴリー分けが雑で、記事がどこにあるのか探しにくい
- 記事一覧にしても、「なんの記事なのか」が一目でわからないタイトルばかり
要するに、“誰かが読む”ってことを意識できてなかった。
「書くこと」に集中しすぎて、「見せ方」や「読みやすさ」は完全に後回し。
でも、アドセンスの審査って、“人が読むことを前提としたサイトかどうか”をちゃんと見てる。
放置してた“サイト設計”が命取りになる

審査に何度も落ちたとき、僕はこう思ってた。
「とにかく記事を増やせば、質の高いブログとして認められるはずだ」
でも、違った。
いくら質の高い記事があっても、それを探すのが大変だったら意味がない。
それに、読者が「迷う」ってことは、それだけで読む前に離脱するってこと。
検索から来てくれた人が「うわ、見づら…」って思ったら、即バック(戻るボタン)される。
それってもう、どれだけ中身がよくても“伝わらない”ってことなんだ。
「装飾や見た目にこだわりすぎなくていい」は誤解されやすい
よくある話で、「装飾とかデザインにはこだわりすぎなくていい」ってアドバイスがある。
でもそれって、「見た目はテキトーでいいよ」って意味じゃない。
本当はこういうことだと思う。
「目立つ装飾はなくてもいい。でも“見やすさ・わかりやすさ”は絶対必要」
だから僕は、シンプルだけどユーザーが迷わないように、タブ式の記事一覧を導入した。
カテゴリも整理し直したし、トップページも1から何度も作り直した。
結果として、合格につながったんだと思う。
「いい記事を書いてるのに受からない人」がハマってる落とし穴
僕が思うに、アドセンスで落ち続ける人には、共通点がある。
それは──
**「読者の導線を、自分の都合で設計してる」**ってこと。
自分が書きたい順番。
自分が見せたいカテゴリ。
自分がつけたいタイトル。
全部「自分目線」なんだよね。
でもアドセンスの審査って、その「読者に向き合ってるか?」を見てる気がする。
Googleが見てるのは、記事の質以上に、**“その記事がどう使われるか”**なんじゃないかって思う。
公式が語る“読まれるブログ”の条件
ここでひとつ、ちょっと真面目な話を。
Googleの公式でも、ユーザー体験(ユーザーエクスペリエンス)が重視されてることは明言されてる。
実際、**「Google検索セントラル」**ではこう書かれている。
「訪問者が求める情報を簡単に見つけられる構成にしましょう」
引用元:https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/creating-helpful-content
つまり、「内容がいいこと」は大前提。
そのうえで、**“その情報がスムーズに届くか”**も審査対象になっているということ。
まとめ:「見えない落とし穴」を避けるには
アドセンス合格のために必要なのは、
**「中身の質」+「読み手への気配り」**だと思う。
- 書くことに必死になりすぎて、“伝える工夫”を忘れてないか?
- 自分目線で設計して、“読者の行動”を無視してないか?
これを見直すだけで、道が開けることがある。
実際、僕がそうだった。
次回予告:【アドセンス奮闘記③】
「あきらめたくなったら、どうすればいい?」
→ 最後に僕が“頼った存在”と、合格のために伝えたいリアルな一言を語ります。