情報に振り回されない投資の本質:6つの不変の原則

マサル

半導体工場で派遣から正社員となり最年少で課内最優秀社員に選出。早期退職後、農業スタートアップや期間工を経験。現在は自動車部品メーカーで働きながら、副業(ブログ運営、YouTube編集、バーテンダー)や資産形成(iDeCo、NISA、不動産投資)を実践中。多彩な経験を活かし、働き方や生き方を模索し続ける。

投資を始めるうえで、最初に知っておくべき基本的な考え方があります。

今日の申し送り

投資は「不変の原則」に基づいて考えろ。それが成功の第一歩だ。

  • 「何から始めればいいのかわからない」
  • 「投資って怖いし、失敗したくない」
  • 「お金持ちがお金を稼ぐ方法を本当に教えるのだろうか?」
  • 「投資のアドバイスってみんな詐欺じゃない?」

こんな悩みを抱えていませんか?

投資の世界は多くの情報があふれ、何を信じていいのか混乱しがちです。

しかし、この記事では他と一線を画した視点を提供します。

  • この記事では、投資の本質のみにわかりやすく言及します。
  • この記事を読めば、投資の詐欺やあいまいな情報に振り回されることはありません。
  • この記事を読めば、投資の本質を理解し、他にはない明確な指針を得ることができます。

私は投資の本質を「不変の原則」に基づいて解釈しています。

この原則に従えば、短期的な混乱に振り回されることなく、長期的な成果を得られるでしょう。

この記事を読むことで、投資の真髄とその超基本的な考え方を理解し、自信を持って投資の第一歩を踏み出せるようになります。

これらを理解すれば、詐欺やあいまいな情報に振り回されることなく、投資の本質を学ぶことができます。

記事を読み終えたあとには、投資の第一歩を自信を持って踏み出せるはずです。

投資を難しく感じる理由

多くの人が「投資はギャンブルだ」と考えています。

しかし、本当の投資はギャンブルとは違います。なぜなら、投資には明確な原則が存在するからです。

私自身も、リーマンショックで資産を失った経験がありますが、その後に学んだ基本原則が私を救いました。

また、私が最初に挑戦したのはFXの短期取引でした。

しかし、1秒先の値動きすら予測不可能だという現実に直面し、この方法を早々に辞めました。

この世の心理として、1秒先の未来もわからないということを痛感したのです。

冷静に考えてください。当たり前ですよね?

お金に困窮している時は、こんな当たり前の事も判断できずに過ちを犯します。

現在は、長期投資を軸に資産を積み重ねています。株式、不動産、仮想通過、そして自己投資が私の主な投資先です。

本当のお金持ちには遠く及びませんが、たくさんの給料を必要としないライフスタイルを確立しています。

はっきりいって、今すぐ仕事を辞めても困らない状況ではあります。

これはストレスを過度に貯めない心の大きな支柱になっています。

投資の超基本理念6つ

投資の基本原則は6つあります。

  1. 不変
  2. 希少価値
  3. 証明
  4. インフレ
  5. 需要
  6. 複利

それぞれ解説していきます。

1. 不変

時代が変わっても価値が変わらないものに投資する。

これを理解するために考えてみてください。現代において多くのものは、技術革新や流行の変化によって価値を失う可能性があります。

しかし、不変の資産はこうした変化に左右されません。

例えば、はその化学的特性から、腐食せず、どんな時代でも価値を持ち続ける資産です。

古代から現代に至るまで、金は安全資産として認識され、経済的な混乱時にはその価値がさらに高まる傾向があります。

同様に、土地も不変の価値を持つ資産の一つです。

土地は供給が限られており、特に都市部や発展地域ではその希少性がさらに価値を押し上げます。

土地は人々の生活や経済活動に欠かせない要素であり、時代を超えて需要が続きます。

さらに、不変の価値を持つ資産を選ぶことは、経済的不確実性の中で資産を守るための重要な戦略です。

時代が変わろうとも、その価値が維持されるものは、あなたの投資ポートフォリオに安定感をもたらします。

不変の資産に投資することで、短期的な市場の変動に左右されず、長期的な安心感を得ることができます。

2. 希少価値

供給が限られているものは価値が高まりやすい。

これを古着に例えてみましょう。特にビンテージの古着は、製造が終了しているため新しく手に入れることができません。そのため、状態が良いものや人気ブランドの古着は、年々価値が上がることがあります。

同じく、ビットコインや限定的な不動産も供給が限られており、この希少性が価値を支えています。

一方で、需要が減れば価値が下がるリスクもあるため、注意が必要です。

3. 証明

信頼性が証明されたものを選ぶ。

これを絵画に例えてみましょう。高価な絵画の価値を支えているのは、その作者や来歴がきちんと証明されていることです。

例えば、ピカソの絵画には公式の鑑定書や来歴が添えられており、その信頼性が価値を支えています。

一方で、作者不明の絵画や、来歴が曖昧なものは、たとえ見た目が似ていても価値が大きく下がることがあります。

投資でも同じです。不動産の登記や、ブロックチェーン上の資産のように信頼性が証明されているものを選ぶことで、リスクを最小限に抑えることができます。

4. インフレ

毎年、政府や中央銀行は新しいお金を製造し、市場に流します。この結果、市場に出回るお金が増え、同じ商品を買うのに必要な金額が増える現象がインフレです。

たとえば、30年前の缶ジュースは80円でしたが、市場のお金が増えたことで現在では150円になっています。物の価値が変わったわけではなく、お金の価値が下がったためです。

このように、経済はお金の供給が増え続けることで、長期的にインフレが進む傾向があります。

これが缶ジュースでなく土地や金だった場合どうでしょう?

缶ジュース同様、価格が上がるのは予想できますよね?どちらもの不変の資産です。需要による価値の変動は考慮の余地はありますが、不変の資産はインフレとともに価格が上がります。

5. 需要

ポケモンカードの価値は、「欲しい人が多い=需要が高い」と価格が上がり、「欲しい人が少ない=需要が低い」と価格が下がる仕組みに基づいています。

ポケモンカードで例えると

初期版リザードンのようなカードは、発行枚数が少ない(希少性が高い)うえ、キャラクターの人気も非常に高いため、コレクターにとって魅力的です。その結果、需要が高まり、現在では高額で取引されています。

毎年発行されるポケモンカード

新しいカードは毎年発行されていますが、全てのカードが高い価値を持つわけではありません。人気のあるキャラクターや限定版カードなど、需要が高いものだけが高い価値を維持します。一方、人気が低いカードや大量生産されたカードは需要が少なく、価格も低くなりがちです。

ポケモンカードも投資も、「需要と価値」の関係で動きます。人気が高い(需要が多い)ものは価値が上がり、人気が落ちる(需要が少ない)と価値が下がります。この仕組みを理解することで、投資の成功に近づけるでしょう。

6.複利

複利は、「元本に利益を加え、それを再投資してさらに大きな利益を生む」仕組みです。この成長を繰り返すことで、資産が加速度的に増えていきます。


具体例:元本100万円を年5%の利回りで運用した場合

  1. 1年目
    • 元本:100万円
    • 利益:100万円 × 5% = 5万円
    • 次年の元本:100万円 + 5万円 = 105万円
  2. 2年目
    • 元本:105万円
    • 利益:105万円 × 5% = 5.25万円
    • 次年の元本:105万円 + 5.25万円 = 110.25万円
  3. 3年目
    • 元本:110.25万円
    • 利益:110.25万円 × 5% = 5.5125万円
    • 次年の元本:110.25万円 + 5.5125万円 = 115.7625万円
  4. 4年目
    • 元本:115.7625万円
    • 利益:115.7625万円 × 5% = 5.7881万円
    • 次年の元本:115.7625万円 + 5.7881万円 = 121.5506万円
  5. 5年目
    • 元本:121.5506万円
    • 利益:121.5506万円 × 5% = 6.0775万円
    • 次年の元本:121.5506万円 + 6.0775万円 = 127.6281万円

長期的な成長(30年後)

これを繰り返すと、30年後には元本100万円が約432万円になります。30年間で得た利益は約332万円に達し、単利の約250万円(元本100万円 + 5万円 × 30年)を大きく上回ります。

つまり、最初に出資した100万円を年5%の運用率で運用した場合、利益を再投資するだけで、30年後には332万円が増え、最終的に432万円の資産になります。

この332万円は、元本の3倍以上の利益を生んでおり、最初の100万円が「自分を餌に」時間をかけて増殖した結果です。


複利の仕組みまとめ

複利は、「利益を元本に加えて再投資」することで資産を雪だるま式に増やします。この仕組みを使うことで、小さな元本でも長期的に大きな成果を得ることができます。

ポイント

  • 元本の100万円はそのまま据え置き。
  • 5%の利益を元本に加え続けた結果、利益が利益を生む複利効果で加速度的に増加。
  • 30年後の432万円のうち、約76%が利益(332万円)で構成されます。

これが、複利の強力な力です!

短期投資と長期投資の違い

短期投資・長期投資というワードは投資を始めるうえで避けては通れないワードです。

これは、名前の通り投資期間を短くとるか長くとるかの投資戦略です。この戦略にも明確な答えが存在します。

以下に短期投資と長期投資には、それぞれ異なる特性とリスクを解説します。

短期投資

短期投資は、数秒から数日、あるいは数週間の間に取引を行い、瞬間的な値動きを利用して利益を狙う手法です。その性質上、1秒先の値動きすら予測が難しく、未来がどうなるかわからないという不確実性と常に向き合うことになります。

  • メリット: 短期間で利益を得る可能性がある。
  • デメリット: 市場の変動に敏感で、損失リスクが高い。心理的ストレスが大きい。

例えば、FXの短期取引では1秒単位での値動きを追いかけますが、このアプローチは非常に難易度が高く、経験や運の要素が強く影響します。そのため、短期投資はギャンブルに近い性質を持ちやすいのです。何度言います。「1秒先の未来も確実にわかる方法はこの世にありません。」

長期投資

長期投資は、数年から数十年という時間をかけて資産を増やす方法です。

  • メリット: 時間の経過とともにリスクが分散され、安定したリターンが得られる。
  • デメリット: 短期間での大きな利益を期待することは難しい。

長期投資では、株式や不動産、インデックスファンドなどに投資を行い、資産が市場の成長とともに育つのを待ちます。このアプローチでは、複利の力を最大限に活用することができ、時間が経つほどリターンが加速します。

具体例で見る違い

  • 短期投資: 株式のデイトレードでは、1日の間に株価が急上昇する瞬間を狙って売買を繰り返します。ただし、その株価が予測に反して下がれば、大きな損失を被るリスクがあります。
  • 長期投資: インデックスファンドに毎月積み立てを行えば、経済全体の成長とともに資産が増加します。短期的な市場の下落があっても、数十年単位で見れば安定した成果を得られる可能性が高いです。

投資期間の結論

短期投資は大きなリターンを狙う一方でリスクが非常に高く、経験者向けの戦略と言えます。

とはいえプロと言えど未来が見えているわけではないので、その勝率は限定的です。証拠に長者番付に短期トレーダーの名前が出てこない事がいい証拠です。もし短期トレードで勝てると豪語する人がいたら有名なお金持ちにすぐになれるはずです。

長期投資は地味ですが、時間を味方につけて堅実に資産を増やす方法であり、初心者や安定志向の人に向いています。長期投資も出口戦略をよく考えておかないと痛い目を見る事もあります。出口戦略とは資産の取り崩し戦略です。出口戦略についても別の記事で説明したいと思います。

短期投資、長期投資、両者の違いを理解し、自分の目標やリスク許容度に応じて選択することが重要です。

データが証明する基本原則

統計的にも、基本原則に基づいた投資は有効です。

たとえば、不動産は年間平均5%の利益を生み、株式市場は長期的に7%の成長を記録しています。

複利を活用した場合、この7%の成長率は10年後、20年後に驚くべき結果をもたらすでしょう。

ウォーレン・バフェットも言っています。

「一夜にして成功する投資などない。だが、時間と複利は最強の武器だ。」

また、私自身、投資の基礎知識を身につけるために数多くの本を読み、動画を視聴してきました。その中で最も影響を受けたのは両学長の動画です。彼のわかりやすい説明は、私の長期投資の方針に大きな影響を与えました。

さらに、斎藤一人さんの教えを参考にしながら、工場勤務という低所得の中でも、忍耐を重ね資産を積み重ねることを心がけています。斎藤さんは「お金を増やすということは忍耐を学ぶことだ」と説いており、この言葉が私の投資哲学の柱となっています。

投資は簡単ではないが、シンプルだ

投資は複雑に考える必要はありません。基本を理解し、着実に実行することで、誰でも資産を増やす可能性を持っています。重要なのは以下のポイントを意識し、正しい一歩を踏み出すことです。


投資の6つの基本

  1. 不変
    時間が経っても価値が変わらないものに目を向ける。たとえば、金や土地、基盤産業の株式など、不変の価値を持つ資産は長期的な安心感を与えてくれます。
  2. 希少価値
    世の中に少ないものは、それだけで価値を持ちます。初期版のポケモンカードや限定版のアイテムのように、希少性が高い投資対象は需要が続く限り価値を保ちます。
  3. 証明
    過去の実績や信頼性が「証明」されたものを選ぶ。長年安定した利益を上げてきた企業や、実績のある投資商品を基準にすると良いでしょう。
  4. インフレ
    インフレで通貨の価値が下がる中、物価の上昇に対応できる資産(不動産、金、株式など)を持つことで資産を守ることができます。
  5. 需要
    欲しい人が多いものほど価値は上がります。再生可能エネルギーやAI関連株式のような、現在および将来の需要が高い分野に目を向けましょう。
  6. 複利
    「利益が利益を生む」複利の力を活用することで、時間を味方につけて資産を加速度的に増やすことができます。早く始めるほど、その効果は大きくなります。

最初の一歩を踏み出すこと

投資を始めるのに大事なのは、完璧を求めず小さな一歩を踏み出す勇気です。次のように始めることができます:

  • 少額から積み立てる(例:月1万円)。
  • 初心者向けの投資信託やロボアドバイザーを活用する。
  • 投資の基本を学びながら、経験を積む。

騙されないために

  1. 「簡単に稼げる」話を疑う
    高いリターンを短期間で保証する話には要注意。投資にはリスクがつきものであり、長期的な視点が必要です。
  2. 仕組みを理解する
    投資対象の仕組みや運用方法を理解せずにお金を出すのは危険です。商品やサービスについて十分な情報を得ましょう。
  3. 信頼できるところから始める
    実績のある金融機関や投資商品を選び、口コミや評判も確認しましょう。
  4. リスクを分散する
    一つの商品に全てを投じるのではなく、複数の資産に分散投資することで、リスクを軽減します。

結論:投資は未来を変える力を持つ

投資は簡単ではありませんが、基本を守ればシンプルに成功へと近づけます。短期的な成功に惑わされず、「不変」「希少価値」「証明」「インフレ」「需要」「複利」の基本を意識し、長期的な資産形成を目指しましょう。

最初の一歩を踏み出し、知識と経験を積むことで、資産は時間とともに成長します。騙されない知識を持ち、コツコツと続けることで、あなたの未来は確実に変わります。

まずは少額で始めます。少額でも始めれば本気になれます。

さあ、今から始めてみませんか?

  • この記事を書いた人

マサル

半導体工場で派遣から正社員となり最年少で課内最優秀社員に選出。早期退職後、農業スタートアップや期間工を経験。現在は自動車部品メーカーで働きながら、副業(ブログ運営、YouTube編集、バーテンダー)や資産形成(iDeCo、NISA、不動産投資)を実践中。多彩な経験を活かし、働き方や生き方を模索し続ける。