「オレ、リーダー向いてないんちゃうか…」
そうやって悩んでるあなたに、ひとつだけ言わせてほしいんよ。
結論から言うと、
“向いてない”と思ってる班長ほど、チームが強くなる。
これ、きれいごとやなくて、
現場を見てきた人間なら「あるある」なんよ。
仕事できるリーダーの班って、一見きっちりしてるけど――
中入ったら静かすぎて、意見は出んし、みんな顔がこわばってる。
逆に「ちょいポンコツ気味やな…」と思われてるリーダーの班は、
なんでか知らんけど活気があって、意見も出るし、動きがええ。
“リーダーが弱いほうが、メンバーが強くなる”
現場ではこんな逆転が普通に起こるんよ。
「ほんまにそうなん?」
そう思うあなたにこそ、この先を読んでほしい。
なんで「ポンコツリーダーの班」が強いんや?
あなたも現場で見たことあると思うんよ。
仕事できるリーダーの班より、ポンコツリーダーの班のほうが強い という謎の現象。
これ、ただの勘やなくて、
ラインに立ってたら誰でも一度は感じるはずなんよ。
まず、仕事できるリーダーの班は一見完璧そうや。
- 静か
- 無駄がない
- 整ってる
- リーダーの段取りは神
ただな、中に入ると空気がピリピリしとる。
- 目が死んでる
- 意見ゼロ
- ミスにビクビク
- 「言われたことだけやる」空気
ほんで、トラブル起きたら一気に止まる。
一方、ポンコツ気味のリーダーの班に行くと違う。
- 声がよく出る
- 意見バンバン
- メンバーが“勝手に”動く
- 雰囲気がゆるいのに仕事速い
- トラブルに強い
あなたも感じたことあるやろ?
「あれ? この班、めっちゃ自立してるな…」
ってやつ。
この“空気の違い”こそが、強さの正体なんよ。
仕事ができるリーダーの班が弱くなる理由(原因)

ほな次は、なんで優秀リーダーの班が弱くなるかや。
これは、性格とか努力とかやなくて、構造の問題なんよ。
リーダーが優秀すぎると、みんな“正解待ち”になる
優秀リーダーほど、
- 判断が速い
- 段取りが完璧
- 指示が正確
- トラブル処理も神対応
だから、メンバーはこう思う。
「この人が全部やればええやん」
「勝手に意見出すの怖い…」
その結果、
思考停止 → 指示待ち人間の量産 が始まるんよ。
「意見ゼロ」の現場はトラブルに弱い
現場でよく見ると思うけど、
意見の出ない班って、トラブルにめっちゃ弱いんよ。
- 手が止まる
- 全員がリーダーを見る
- 誰も判断しない
- 空気が固まる
結果、ラインは遅れ、改善も起きん。
優秀リーダーほど、
メンバーの頭を奪ってしまう という悲しい現象が起きる。
心理学でも証明されている「自分で決められないと動けない」
専門家の研究でも、
「人は自分で判断できるときに最もやる気が高まる」
って言われとる。
“自己決定理論”ってやつや。
逆に、
「勝手に動くな」
「余計なことすんな」
って言われ続けると、
誰だって意見出せんようになる。
そら弱くなるわな。
ポンコツリーダーだからこそ強いチームが育つ(逆説の真実)

じゃあ逆に、なんでポンコツ気味のリーダーの班は強くなるんや?
ここからが本題や。
頼れないから、自分で考え始める
「この先輩ちょっと頼りないな…」
こう思われると、メンバーはスイッチが入る。
“自分が動かんと回らん”
この意識が最強なんよ。
意見がバンバン出る班は、とにかく強い
ポンコツリーダーの班は、
- 会話が多い
- 意見が勝手に出る
- 進め方を自分で考える
- 主体的に動く
- トラブル対応が速い
この「頭を使う文化」が勝手にできる。
これが現場最強の特徴なんよ。
そして何より、空気が“やさしい”
ポンコツリーダーは、そもそも完璧ぶらん。
だからメンバーも気を張らんでええ。
- 相談しやすい
- 話しやすい
- ミスしても空気が軽い
- 改善提案が出やすい
これ、めちゃ大事。
【実例:頼りなさすぎるUL、Hさんの話】
現場のあなたも、こんなタイプの人見たことあるかもしれん。
うちのラインに、Hさん という40代半ばのULがおったんよ。
長年ULやってるのに、まあ頼りない。
いつもヘラヘラしてて、抜けた指示出すし、髪の毛も抜けとるし(笑)
自分の薄毛を笑いのネタにするくらい、ええ意味で力が抜けた人やった。
でも不思議なもんで――
Hさんのチームは、いつも一番強かった。
- 通常業務の処理量は工場でもトップ
- 改善活動の成績も毎回上位
- ミスが少ない
- チームの団結が異常に強い
- メンバー同士の雰囲気がめちゃくちゃいい
なんでこんな現象起きるんやろ?
よくよく観察してたら分かったんよ。
Hさんは頼りないんやけど、その代わり メンバーが頭フル回転で動くチーム を自然に作っとった。
「Hさん頼りにならんから、俺らで動くぞ!」
「今日の段取りどうする? 先にあっち回しとくか?」
「改善案あるけど、やってみよか?」
こんな声が毎日のように飛び交っとった。
つまり、
Hさんが“弱いリーダー”やからこそ、メンバーが強く育った
という典型例なんよ。
Hさんを見てると、
「リーダーは完璧やなくてええ。むしろ頼りないほうがチームは強くなる」
ってことをいつも思い知らされとったわ。
未来工業の「ホウレンソウ禁止」も同じ考え方
未来工業って会社あるやろ?
あそこは“ホウレンソウ禁止”なんよ。
- 上司が細かく言わない
- 自分で考える文化
- 失敗してもOKの空気
- 放任なのに強い組織
これまさに、
“ポンコツリーダーのもつ空気” と同じ なんよ。
今日からできる“ポンコツリーダーの勝ち筋”

ここまでで理由はわかったと思う。
ほな次は、「明日からどうすればええんや?」って話や。
結論、あなたがやることはこれだけでええ。
細々(こまごま)指示をしない
細かく言えば言うほど、
メンバーは考えんくなる。
だから、こんな感じでええ:
- 「ここから先は任せるわ」
- 「判断はあなたに任す」
- 「どうしたらいいと思う?」
これだけで、メンバーの頭が動き出す。
失敗しても説教は“極短”
失敗しても、
- 「しゃーない、次こうしよ」
- 「切り替えよか」
これでええ。
説教長くなると、萎縮して意見が出んようになる。
萎縮ゼロの現場が、最強の現場や。
メンバーの意見に頼る(=尊重する)
あなたは完璧を装わんほうがええ。
むしろこう言ったほうが、意見は出る。
- 「どうしよっか?」
- 「これってやりにくい?」
- 「えへへ、オレちょい分からんねん。どう思う?」
こういう“ちょいゆるの聞き方”が、現場を変えるんよ。
意見が出る班は強い。
改善が止まらんからな。
最後に:背伸びせんでええ。あなたの“弱さ”がチームの強さになる
リーダーは完璧じゃなくてええ。
むしろ「ちょい頼りない」くらいがちょうどええ。
あなたのそのポンコツさは、
欠点やなくて チームの強さを引き出すスイッチ なんよ。
細かく言わん。
長く怒らん。
意見を聞く。
たったこれだけで、
あなたの班は強く育つ。
しんどいかもしれんけど、
ちょっとずつでええんよ。
あなたのまま、やってみ?