動画編集のコツ(後編)動画に“変化とリズム”をつける編集テクまとめ

マサル

半導体工場で派遣から正社員となり最年少で課内最優秀社員に選出。早期退職後、農業スタートアップや期間工を経験。現在は自動車部品メーカーで働きながら、副業(ブログ運営、YouTube編集、バーテンダー)や資産形成(iDeCo、NISA、不動産投資)を実践中。多彩な経験を活かし、働き方や生き方を模索し続ける。

爆笑される動画は、“撮り方”より“魅せ方”でできている。

今日の申し送り:
動画は、“しゃべり”じゃなく“変化”で見せろ。


「変化をつけろ」って言われても、どうやんの?って話

中編では、「つまらん動画になるのは“編集の順番”や“思い込み”が原因やで」って話をした。

でも多分、こう思った人もおるんちゃうかな?

「変化つけろって言われても、そんなに素材もないし…」
「カットとか効果音とか、正直ようわからん…」

大丈夫。
変化って、派手な演出とか高い機材とかじゃない。
“ちょっとした手数”と“意識の向け方”だけで変えられる。

ここでは、俺が6年やってきて感じた「明日からできる編集のコツ」を紹介する。


❶ 無音は“削る”じゃなく“整える”が正解

まず、動画のテンポを崩す最大の敵=無音。

音がない時間が長いと、人は「この動画、情報ないな」って感じて離脱する。

だから俺はフィモーラの“無音削除”機能を活用してる。

0.1秒単位で詰めると、
映像にリズムが出てくるし、「見てて気持ちいい」テンポが生まれる。

▼明日からやってみてほしいこと:

  • 無音部分を検出して、手動でもいいから削ってみる
  • “間”を保ちながらテンポよく詰める意識をもつ

ただし削りすぎると、「せかせか動画」になるから注意。
しゃべってる合間の自然な呼吸だけは残して。


❷ 効果音は「動き」とセットで入れる

効果音(SE)って、なんとなく入れてる人多いけど、
ちゃんと“動き”に合わせると、めちゃくちゃ効く。

たとえば——

  • 指さす → 「ポン!」
  • カメラがズームする →「シュッ」
  • テロップが出る →「ピコーン」

こういう、“ちょっとした動き”に音を合わせるだけで、
動画に命が吹き込まれる。

▼明日からやってみてほしいこと:

  • 「動いたら鳴らす」ってルールを決める
  • 効果音をストックしておく(ジャンル別)
  • 俺は“効果音ラボ”ってサイトを使ってる。種類も豊富で、初心者にも使いやすい。
  • フィモーラのライブラリも活用すれば、よりスムーズ

❸ クロップズームで“動かない画面”を動かす

ずっと同じ画面(定点の自撮りとか)は、それだけで退屈。

そんなときは、**「クロップズーム」機能で“静止画に動きをつける”**のが有効。

カメラが寄っていく、引いていく。
これだけで、視聴者の集中力が保てる。

▼明日からやってみてほしいこと:

  • 同じカットが10秒以上続くときは、途中でズームを入れる
  • 解説中の顔アップ→少し引く、の動きで“情報の流れ”ができる

❹ 挿絵・画像で“映像に一拍”つける

「画が動かん」「素材が足りん」ときは、
画像を入れて“視線をリセット”させるといい。

たとえば——

  • しゃべってる途中に、説明図やスクショをポンと出す
  • イラスト(AIでもOK)で、流れに“笑い”や“変化”を入れる

最近は便利なツールもたくさんある。

俺は、ChatGPT(画像生成機能)や、Microsoft Designerを使って挿絵を作ってる。
「困ってる顔」「動画編集イメージ」みたいに指示するだけで、それっぽい素材が作れる。

▼明日からやってみてほしいこと:

  • フリー素材+自作挿絵を組み合わせる
  • 2〜3分の動画に1回は、画面に変化をつける

❺ テロップは“全部”入れない方がいい

全部文字にすると、
視聴者は「読まされてる」感じになって疲れる。

だから俺は、
「言いたいキーワードだけ」ドンと大きく出す。

たとえば——

  • 「ポイントはここ!」
  • 「こうしろ!」
  • 「これが落とし穴」

短くて力のある言葉だけを強調すると、
映像のリズムも整うし、言いたいことがストレートに伝わる。

▼明日からやってみてほしいこと:

  • フレーズ全文じゃなく「1行だけ」を出す
  • テロップにちょっとした“動き”をつける(ポンっと出る、スッと消える)

編集は、“慌てず・急がず・丁寧に”

正直、動画編集って時間かかるし、地味な作業ばっかや。
俺も何度も「もうやめよかな…」って思った。

でもな、
ちょっとした工夫で、自分の動画が“ちょっと好きになる”瞬間がある。

  • 「お、なんか見やすくなったかも」
  • 「この効果音、ええ感じやな」
  • 「リズム良くなった気がする」

そんな小さな積み重ねが、
やがて「また見たい動画」を作っていくんや。

焦らんでええ。
一個ずつ、一歩ずつ。

動画編集も、料理と一緒や。
慌てず、急がず、丁寧に。

まずは「無音を削る」ところから、始めてみようや。

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マサル

半導体工場で派遣から正社員となり最年少で課内最優秀社員に選出。早期退職後、農業スタートアップや期間工を経験。現在は自動車部品メーカーで働きながら、副業(ブログ運営、YouTube編集、バーテンダー)や資産形成(iDeCo、NISA、不動産投資)を実践中。多彩な経験を活かし、働き方や生き方を模索し続ける。