上達のコツ【前編】|「がむしゃらにやるだけ」じゃ、なぜ伸びないのか?

マサル

半導体工場で派遣から正社員となり最年少で課内最優秀社員に選出。早期退職後、農業スタートアップや期間工を経験。現在は自動車部品メーカーで働きながら、副業(ブログ運営、YouTube編集、バーテンダー)や資産形成(iDeCo、NISA、不動産投資)を実践中。多彩な経験を活かし、働き方や生き方を模索し続ける。

頑張ってるのに、なぜか伸びない。
仕事も、スポーツも、趣味も、副業も──。
それ、もしかしたら「ただ数をこなしてるだけ」になってないか?

今日の申し送り:
上達したいなら、「感じる力」を育てろ。


量をこなせば、上達する?本当に?

仕事でも、スポーツでも、趣味でも、副業でも。
「とにかく数をこなせ!」って言われたこと、あるよな。

たしかに最初はそれで慣れることもある。
だけどな、ただ作業モードでダラダラ続けても、成長は止まるんだ。

俺も、中高で野球部のレギュラー、空手では地方大会入賞、サーフィンは全国大会出場、工場では最年少で課内最優秀社員。
でもどの現場でも、ただ量をこなすだけじゃ伸びなかった。

たとえば現場で、上司にこう言われたとする。

「とりあえず1日100件飛び込み営業してこい!」

でも、その100件を「ただ回っただけ」で終わったら、どうなる?
答えはカンタン。
次の日も、同じミスを100回繰り返すだけ。

スポーツでも同じ。
フォームが崩れたまま1000本素振りしても、悪い癖が体に染み込むだけだ。

つまり、
「数をやればうまくなる」ってのは、半分ウソ。


思考停止の練習は、成長を止める

人間の体も脳も、意識しないと変われない。
ただの反復作業は、変化を生まない。

たとえば、工場で同じ作業ばかり3年やらされたとする。
最初は必死だったのに、今はもう「手が勝手に動く」だけになってないか?

これ、裏を返すと、
「成長も止まった」ってことだ。

上達ってのは、
・今のやり方でいいのか?
・もっと良いやり方はないのか?

って、自分で疑問を持つところから始まる。

脳死でやってたら、その疑問すらわかない。
そりゃ、伸びないよな。

自分で感じて、自分で検証する

じゃあ、どうすればいいのか?

答えはシンプルだ。

「仮説検証」を自分でやること。

具体的には、

  • 良い情報を集める
  • 自分なりに噛み砕く
  • 「これ試してみよう」と小さな仮説を立てる
  • 実際に試してみる
  • 良かった点・ダメだった点を振り返る

このサイクルを、何度も回していく。

たとえば、ゴルフでスイングを直したいなら、

「右肩をもっと落とせって言われたな。試しに意識してやってみるか」

「あれ、球は飛んだけど曲がるな。じゃあ次は左足の踏ん張りを強めてみよう」

って感じで、自分で小さく試行錯誤していく。

この積み重ねが、


「自分の型」

を作っていく。


頭で考えず、体が自然に動くレベルへ

最初は、考えながらしかできない。
でも、正しい仮説検証を繰り返すうちに、だんだん体が勝手に動くようになってくる。

これがいわゆる
「無意識のうまさ」
だ。

たとえば、自転車に乗れるようになったとき。
最初は必死でバランスを取ろうとしたけど、今は自然にできるよな?

それと同じ。
上達のゴールは、
「意識しなくてもできる状態」
を作ることだ。

そしてそのためには、**「脱力」**も大事になってくる。

力を入れるのは簡単だ。
でも、必要なところ以外は力を抜く。
これができるようになると、体の使い方が一気に変わる。


【まとめ】

  • 脳死で数をこなすだけでは、成長しない
  • 上達には「仮説検証」のサイクルが不可欠
  • 自分の感覚を信じて、小さく試していこう
  • 最終ゴールは、無意識でも自然にできる状態
  • 脱力を覚えたとき、さらに大きく伸びる

【次回予告】

ここまで読んで、
「よし、仮説検証って大事なんだな!」
って思ったかもしれない。

でも、こんな疑問も出てこないか?

「そもそも、何を仮説にすればいいんだ?」
「正しい情報って、どうやって選べばいいんだ?」

次回は、『上達のコツ【中編】|数をこなすだけじゃ超えられない壁──仮説検証が成長を変える』

そこを深掘りする。
**「上達する人の情報の拾い方、仮説の立て方」**について、具体例を交えて話していく。

続きも、楽しみにしててくれ。

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マサル

半導体工場で派遣から正社員となり最年少で課内最優秀社員に選出。早期退職後、農業スタートアップや期間工を経験。現在は自動車部品メーカーで働きながら、副業(ブログ運営、YouTube編集、バーテンダー)や資産形成(iDeCo、NISA、不動産投資)を実践中。多彩な経験を活かし、働き方や生き方を模索し続ける。