工場勤務者が知っておきたい「お金の基本7選」

マサル

半導体工場で派遣から正社員となり最年少で課内最優秀社員に選出。早期退職後、農業スタートアップや期間工を経験。現在は自動車部品メーカーで働きながら、副業(ブログ運営、YouTube編集、バーテンダー)や資産形成(iDeCo、NISA、不動産投資)を実践中。多彩な経験を活かし、働き方や生き方を模索し続ける。

──無理せず安心して暮らすために、今から始めること。

正直、昔はめちゃくちゃな金遣いでした。

休みのたびに飲み会。
サーフィンにどっぷりハマって、サーフボードもウエットスーツも「欲しいと思ったら即買い」。
100万円のボーナスも、気づけば3か月でスッカラカン。

当時は、「まぁ何とかなるやろ」って本気で思ってた。

でも、そんな俺が、ホワイト企業を早期退職して──
気づいたときには貯金ゼロ。
家まで売らなあかん事態になって、さすがに目が覚めた。

そこから必死でお金のことを学び直して、
今では会社の仲間から「マサルさん、お金のこと教えてくださいよ」って相談を受ける立場にまでなった。

だからこそ伝えたい。

「高卒でも」「勉強苦手でも」「工場作業員でも」
“やり方さえ知れば、お金に困らない暮らしはできる”ってこと。

その第一歩になるように、
この記事では、現場で働く人にこそ知ってほしい「お金の基本」を7つに絞ってまとめてみた。


今日の申し送り

「お金が足りない」って悩む前に、“何にいくら使ってるか”見えてるか?


「気づいたら財布が空っぽでさ…給料日まであと4日、ヤバいわ」
休憩中、缶コーヒー片手にそんな会話を聞いたことがある人も多いはず。
いや、むしろ自分がそうかもしれない。

毎月ちゃんと働いてるのに、なんでこんなにカツカツなんだろう?
残業もしてるし、ムダ使いしてるつもりもない。
でも、いつも「今月もギリギリ」ってなる。

この感じ、あなただけじゃない。
でも、“なんとなくの感覚”でやりくりしてる限り、ずっと変わらない。
お金の不安から抜け出すには、まず「お金の流れ」をハッキリさせることから始まる。


「給料日直後に金欠」から抜け出すには、“使ってる金”を見える化せよ


家計簿なんて続かなくてOK

「家計簿つけろ」って言われると、たぶんそこで読むのをやめたくなるよな。
めんどくさいし、続かんし。
レシート見ながら何円とか書き出すなんて、忙しい現場で働く人間には正直ムリ。

でも、安心してほしい。
本当に必要なのは、“ガチの家計簿”じゃない。ざっくりでいいから、自分の支出の全体像を知ること。

👉 「毎月カツカツ」から抜け出すには、まず“何に使ってるか”を知ることから
「少ない収入でも貯蓄を増やす!工場作業員のための資産形成ガイド」


● まずは「固定費」と「変動費」に分けて考える

  • 固定費(こていひ):毎月決まって出ていくお金
     例:家賃・スマホ代・保険・ローン・習いごとなど
  • 変動費(へんどうひ):月によって変わるお金
     例:食費・日用品・ガソリン・交際費・コンビニ・タバコ・パチンコなど

この2つにざっくり分けて、紙でもスマホでもメモアプリでもいいから**「だいたい月に何にいくら使ってるか」書き出してみる。**


「ヤバい出費」が見えてくる

この作業、やってみると意外と面白い。
「俺、コンビニに月2万使ってるやん…」とか、
「保険2つ入ってて月1.3万も払ってるけど、中身わかってないな」
って感じで、“気づいてなかった出費”が浮き彫りになる。

それに、ざっくりでも支出を把握してるだけで、
「今月あと何円使えるか」って感覚がつかめるようになる。


まとめ:自分の“金のクセ”を知ると、自然と使い方が変わる

節約って「ガマン」じゃない。
まずは“見える化”することで、「何を見直せばいいか」がわかるようになる。

コンビニ、サブスク、タバコ、パチンコ、外食…。
どれがダメって話じゃない。
でも、「自分が何に弱いか」に気づくことが、すべてのスタート。


明日からできること

  • スマホのメモ帳でいいから、1か月だけ「出費メモ」をしてみる
  • 使ったら記録、じゃなくて「なんとなくいくら使ったか」をまとめて週1で書く
  • 書きながら、「これホントに必要だったかな?」って自分にツッコむ

貯金は“残ったら”じゃ一生できない。“先に抜く”が鉄則


「残ったら貯金しよう」って考え方、うまくいったことある?

正直に言おう。
「給料入ったら、とりあえず必要な分使って、残ったら貯金しよう」
そう思ってる人、めちゃくちゃ多い。俺もそうだった。

でも、そのやり方でちゃんと貯まったこと、ある?
たいていは、給料日前に「ヤベぇ、今月も使い切ってもうた」ってなる。
それが現実や。

👉 貯金できない人は、“給料の使い方”を逆にしてみてほしい
二宮尊徳に学ぶ!工場作業員のための節約・資産形成術


“余ったら貯める”は、一生できない

このやり方は、言ってみれば「食べ放題に行って、腹八分目でやめよう」って決めてるようなもんや。
人間は、目の前にあると、使うし食う。
つまり、手元にあるお金は「全部使っていい」と無意識に思ってしまうんや。

だから、毎月いくら入ってこようが、**「あるだけ使ってしまう構造」**になってる。


解決法はシンプル。「最初に抜いとけ」

答えはめっちゃシンプルや。
給料が入ったら、まず先に貯金分を抜いとく。

たとえば、手取り20万円なら、

  • 1万円を“使えない口座”に移す
  • 残りの19万円で生活する

これだけでいい。

「そんなの無理だよ、カツカツなんだから」って思うかもしれん。
でも、1万円って、実は“なんとなく”消えてる金やったりする。


最初に抜いとくと、使わずに済む

不思議なことに、人間って“ある分でなんとかやる”力がある。
先に抜いといたら、それがない前提で暮らせるようになる。
逆に、抜かずに持ってると、「まだ使えるわ」ってなる。

貯金って、根性や意思の問題じゃない。
仕組みで先に抜くかどうか。それだけの話。


「貯金口座」は“使えない場所”に作れ

コツが1つある。
貯金する口座は、ふだん使ってるATMと違う場所にしとく。
たとえば、

  • 給与振込がゆうちょ→貯金用は楽天銀行
  • 給与振込が地銀→貯金用はネット銀行

こうすると、「引き出すのめんどくさいから、まぁいいか」で済む。
めんどくささこそ、最強の貯金術や。


明日からできること

  • 毎月の給料日に「自分貯金」を1万円だけ別口座に送る
  • もしムリなら、5,000円でもOK。とにかく“抜いてしまう”こと
  • 引き出しにくい銀行を使う(ネット銀行など)と、より効果あり

まとめ:貯金は“気合”じゃない、“仕組み”で勝つ

気合で貯めるのは続かん。
でも、仕組みを変えれば「勝手に貯まってる」状態は作れる。
これが、お金の不安から抜け出す第一歩や。

ムダに払ってる“毎月の固定費”があるか、点検してみ?


「気づいたら消えてる金」がいちばんヤバい

毎月の給料から、何もしなくてもスーッと消えてくお金ってあるよな。
スマホ代、保険、サブスク、ローン…。
毎月勝手に引かれてるから、「使った感覚」がない。

でも、そういう“固定費(こていひ)”がいちばんコワい。
なんでかって?
無意識に減ってくから、手を打たない限り、ずーっと減らない。


固定費ってなに?

ざっくり言うと、毎月ほぼ同じ額が自動で出てくお金のこと。

  • 家賃・駐車場代
  • スマホ代・Wi-Fi
  • 保険(生命・医療・がん)
  • 車のローン
  • サブスク(動画、音楽、ゲーム)
  • 子どもの習い事

特に多いのが「スマホ代」「保険」「サブスク」や。


それ、本当に必要か?一回問い直してみ?

たとえば、

  • スマホ:月9,000円→格安SIMで2,000円にできるケースも
  • 保険:そもそも入らなくてもいい内容に毎月1万円以上払ってる人も
  • サブスク:月500円×3本とか、惰性で入ってて見てないやつ

こういうのって、**「なんとなく続けてる」「よくわかってないから放置してる」**だけだったりする。


「1回見直したら、ずっとラクになる」のが固定費

ここがポイント。
固定費は“毎月出てくお金”だから、1回見直すだけでその効果がずーっと続く。

たとえば、スマホ代を月5,000円下げられたら…

  • 年間6万円が“なかった出費”になる
  • その分、貯金に回せる or 家族とちょっといい外食に行ける

何もしなくても勝手に引かれる金を、何も考えずに払い続けるのはもったいなさすぎる。


「なんとなく払ってるものリスト」を作ってみよう

おすすめのやり方は、“なんとなく払ってるリスト”を作って、1個ずつ見直すこと。
ポイントは、「全部やろう」としないこと。めんどくさくて終わるから。

まずは、こう書いてみよう:

  • スマホ:月いくら?→ 他社に変えたらいくら安くなる?
  • 保険:自分が入ってるやつ、何のため?中身ちゃんと知ってる?
  • サブスク:見てない/使ってないのに課金してるやつ、ないか?

明日からできること

  • スマホの契約内容を確認(通信量・月額・機種代)
  • 保険証券を出して、「何にいくら払ってるか」だけ確認してみる
  • サブスクを一回全部リストアップして、使ってないのを即解約

まとめ:自分のお金の“穴”をふさぐのが、最初の守り

貯金を増やすって聞くと、「もっと稼がなきゃ」って思いがちやけど、
それより先に、“ダダ漏れしてる出費”を止めるほうが早いしラク。

ムダな固定費は、言うなら「毎月ちょっとずつ血を流してる」ようなもん。
放っておいたら、いつか動けなくなる。
見直せるとこから、1つずつでいい。止血してこう。

もし“来月から収入ゼロ”になったら、どうする?


体調崩した。会社がつぶれた。上司とケンカして飛び出した。

ありえる話やろ?

どんだけ真面目に働いてても、人生は何が起こるかわからん。
事故、病気、突然のリストラ。
「うちの会社は大丈夫やろ」は、ただの希望にすぎへん。

もし、来月から収入がゼロになったら…
あなたの家、どうなる?


“生活防衛資金”って聞いたことある?

ちょっとカッコつけた名前やけど、意味はカンタン。
**「収入がなくなったとき、最低限の生活を守るためのお金」**や。

要するに、“転ばぬ先のクッション”やな。

これがあるかないかで、メンタルの余裕が全然違う。
毎日働いてるのに、「ちょっと熱出たら終わり」って状態、しんどいやん。


いくらあればいいの?

理想は、「生活費の3〜6ヶ月分」。
でも、いきなりそんなに貯めるのは無理や。

だから最初の目標は、
「1ヶ月分の生活費を、手をつけないで置いておける状態」

たとえば、毎月の生活費が18万円なら、まずは18万円を確保すること。


生活防衛資金と、ふだんの貯金は別物

ここ大事。
このお金は、「使っちゃダメなやつ」。
旅行にも、家電にも、使わん。
“もしも”の時のみに使う、非常用の金や。

だから、別の口座に置くのがおすすめ。
できれば、使いにくい・引き出しにくい口座がええ。


「急に〇〇」が、一番怖い

  • 急に体調を崩して、仕事を休んだ
  • 急に親の介護が必要になった
  • 急に会社が傾いて、シフトが激減した

こういう時、「貯金ゼロ」だとマジで詰む。
焦ってカードローンに手を出すと、借金地獄のスタートや。

でも、1ヶ月分でも生活防衛資金があると、“考える余裕”ができる。
この差はデカい。


明日からできること

  • まずは、給料のうち数千円でも「非常用貯金」として別口座に入れる
  • 生活費の合計をざっくり出して、1ヶ月分の金額を目標にする
  • このお金には“絶対に手をつけない”とルールを決める

まとめ:「なんかあっても、とりあえず大丈夫」って安心感を作ろう

お金の不安って、漠然としてるからこそ怖い。
でも、“最悪のケース”を一度ちゃんと想像して、
そのための備えを始めると、逆に心が落ち着いてくる。

守りの土台があってこそ、攻めもできる。


保険、ちゃんと中身知ってる?実はいらんやつ多いで

「とりあえず保険入っとけ」って、よく聞くけど…

職場の先輩や親から「保険はちゃんと入っとけよ」って言われたことある人、多いと思う。
で、よくわからんままに**「とりあえず入った」保険**、そのまま何年も払ってる…って人、けっこういる。

でもさ、その保険、ホンマに必要か? 中身ちゃんと見たことあるか?


「保険=安心」は思い込みかもしれん

保険って、「安心を買うもの」やと思われがちやけど、
実はその“安心”、国の制度で十分カバーされてることもある

たとえば:

  • 高額療養費制度(こうがくりょうようひ)
     → 月にどんだけ医療費かかっても、上限はだいたい8万〜9万円くらい(所得により変動)
  • 傷病手当金(しょうびょうてあてきん)
     → ケガや病気で働けなくても、給料の6割が1年半支給される(健康保険加入者)

つまり、「もし入院したらどうしよう…」の不安、
実は国がけっこう支えてくれる仕組みがあるってこと。


「医療保険っていらないの?」という問い

もちろん、100%いらないとは言わん。
でも、「1日入院で〇〇円」の医療保険に毎月1万円とか払ってるなら、
まずは“本当に必要か”立ち止まって考えたほうがええ。

なぜかって?
入院って今、昔ほど長くない。
たとえば、盲腸で入院しても、3日〜5日で退院
そのために、毎月1万円×12ヶ月=年12万円払ってるってどうなん?って話や。


本当に保険が必要な場面って、限られてる

必要な保険って、実はそんなに多くない。
たとえば:

  • 自動車保険(対人・対物):事故は1発で人生狂うから絶対必要
  • 火災保険・地震保険:持ち家や家族持ちなら検討の価値あり
  • 掛け捨ての生命保険:小さい子どもがいる家庭は万が一に備えて

逆に、

  • 「ガン保険」
  • 「入院日額〇千円の医療保険」
  • 「貯金代わりの積立型保険」

こういうのは、入ってるだけで安心した“気分”になってるケースも多い。


保険は“見直すだけで、月1万円浮く”こともある

毎月の保険料、ちゃんと見たことある?
保険って、一度入ると「なんとなく」で払い続ける人が多い。

でも、見直してみたら:

  • 月1万2千円 → 見直し後:月5千円
  • 不要な保障を外すだけで、年間8万以上の節約になる

その8万円があれば、生活防衛資金も貯められるし、
子どもの学費や家族のレジャーにも回せる。


明日からできること

  • 自分が入ってる保険を全部メモに書き出す(保険の名前・月額・保障内容)
  • 「なんでこれに入ってるんだっけ?」と自分に聞いてみる
  • 不安なら“保険ショップ”で相談だけしてみる(契約せずに比較するだけでもOK)

まとめ:「保険に守られてるつもり」で、お金がどんどん出てってないか?

保険は、あくまで「もしも」のための“道具”。
でも、不安につけこんで、いろんな保険を売りつけてくるビジネスでもある。

本当に必要な備えを見極めて、
ムダに払い続ける“安心料”をやめたら、
その分だけ自分と家族を「自分の判断」で守れるようになる。

将来が不安なら、“今の延長でできること”から始めたらいい


老後?年金?NISA?…わからんことが多すぎる

将来の話って、ぶっちゃけイメージしづらいよな。
「年金だけじゃ暮らせん」とか、「老後2,000万円問題」とか、ニュースでは言うけど…

  • 実際いくら必要なのかもわからん
  • 今の給料じゃ貯金もできてない
  • 投資って、ギャンブルっぽくて怖い

こんなふうに、**「不安はあるけど、どうすればいいかわからん」**って人、多いと思う。


いきなり未来の話をすると、動けなくなる

「65歳の自分」なんて、遠すぎてピンとこない。
子どもの進学や、マイホームのローン、親の介護…
その前に来る“現実の山”もいっぱいある。

だから、あえてこう言いたい。

将来の備えは、「今の延長線」でできる範囲からでいい。


「NISA(ニーサ)」って、実はそんなに難しくない

名前だけ聞いたことある人も多いと思う。
NISA(ニーサ)は、**簡単に言えば「税金がかからない貯金+投資」**のことや。

  • 毎月5,000円とか、1万円からスタートできる
  • 銀行預金よりは、長期で見て増えやすい
  • 国が用意した制度で、「やったほうがトク」に作られてる

もちろん元本割れ(投資した分が減る)リスクもあるけど、
10年単位で積み立てれば、わりと安定して増えてる事例も多い。

👉 “月5,000円から始める未来づくり”って、意外と誰でもできる
工場勤務でも資産形成は可能!NISAの仕組みを超ざっくり解説


積立NISAと新NISAの違い?ぶっちゃけ「どっちでもいいから、始めることが大事」

2024年から「新NISA」って制度に変わったけど、
正直、「細かい違い」にこだわるより、
「自分に合う方法で、少額からコツコツ始める」ことが大事。

迷ったら、証券会社の相談窓口に行けばOK。
最近はスマホだけで口座開設もできる。


老後のことを考えるのは、“今の自分”を守ることでもある

将来の不安を放置してると、今の生活もどこか不安定になる。
「このままでいいんかな…」ってモヤモヤしながら生きるのって、しんどいやん?

逆に、「月5,000円でも積み立ててる」ってだけで、
ちょっと先の自分に対して“自信”が持てたりする。


明日からできること

  • 楽天証券やSBI証券など、評判のいい証券会社のサイトをのぞいてみる
  • 積立NISAで「月いくらからできるか」を調べてみる(実は500円からもOK)
  • スマホアプリで、資産の“見える化”ができるツールも活用してみる

まとめ:「投資=お金持ちのもの」って思ってたら、損してるかも

投資とかNISAとか聞くと、
「オレには関係ない」「勉強しなきゃできない」って思いがち。

でも今は、仕組みもカンタンになってるし、やる人も増えてる。

将来に備えるって、なにも大それたことじゃない。
「今のちょっとした行動」が、未来の不安をちょっとずつ減らしてくれる。

ギャンブル・タバコ・コンビニ通い…それ、給料の“ドブ流し”になってないか?


毎月お金が足りない。その理由は「クセ」にあるかもしれない

「ぜんぜんムダ遣いしてないのに、なんで金が貯まらんのやろ?」
そう思ってる人ほど、**“なんとなく使ってるお金”**に気づいてないことが多い。

たとえば、

  • 会社帰りのコンビニ寄り道(ついでに買ったジュースやお菓子)
  • 週末のパチンコ・スロット(勝ったつもりでも、年間で見ると大赤字)
  • 毎日のタバコ・缶コーヒー(1日500円なら、月に1万5千円)

これ、1つひとつは小さいようで、積み重なるとめっちゃ大きい。


「趣味なんだからいいじゃん」って思う気持ちもわかる

もちろん、楽しみがゼロの生活なんてしんどすぎる。
ギャンブルも、タバコも、コンビニも、
「それがストレス解消になってる」「俺の自由だろ」って思うのも正しい。

でもな、1回だけ自分にこう問いかけてほしい。

「これって、本当に俺を楽にしてるか?」


一時の気晴らしが、将来の不安を大きくしてる可能性

  • 勝った時だけ覚えてて、トータルでは負けてるパチンコ
  • 吸えば落ち着く気がするけど、月に2万円以上かかってるタバコ
  • 気づけば、月に1万円以上使ってるコンビニの無意識出費

こういうのが、「お金がない状態」をつくり続けてる原因かもしれん。

しかも、それに気づかないと、
「オレは働いてるのに、なんでいつも金がないんや!」って、
ずっとモヤモヤすることになる。

👉 パチンコ、タバコ、コンビニ…気づけば“給料が消えるクセ”になってない?
貯金できない本当の理由は「心のSOS」だった?浪費癖を見直す3ステップ


禁止しなくていい。ただ、“自分のクセ”に気づくだけで変わる

ここで大事なのは、「全部やめろ」じゃない。

  • 回数を減らす
  • 予算を決める
  • ほかのストレス発散方法を見つける

それだけでも、お金の使い方に“主導権”が戻ってくる。

今まで「無意識に流れてた金」が止まりはじめる。
これが、**お金を“コントロールしてる感覚”**につながってくる。


明日からできること

  • 自分の“浪費グセ”を1つ書き出してみる(コンビニ?パチンコ?)
  • その出費に「月いくら使ってるか」をざっくり計算してみる
  • 「週に○回まで」「月に○円まで」と自分ルールを作ってみる

まとめ:「なんとなく」が続くと、お金はずっと足りないまま

“クセ”って、悪気なく続いてしまうもの。
でも、そのクセが、自分と家族の未来を少しずつ削ってるかもしれん。

我慢するんじゃない。
「気づいて、ちょっと変える」だけでいい。

お金との付き合い方は、“ちょっとした意識”で変わる。
その一歩が、ムリせず安心して暮らすための、確かな土台になる。

最後に:お金の不安は、「ちゃんと考えたことがない」だけかもしれない


「お金の話って、難しそう」「自分には関係ない気がする」
そう思って、ずっと避けてきた人も多いと思う。

でも、お金って**“稼ぐこと”より、“どう使ってるか”のほうが大事や。
そして、
“難しそう”って思い込んでるだけで、実はシンプルなことも多い。**


この記事で紹介した7つの基本、もう一度ふり返ってみよう。


✅ 工場勤務者が知っておきたい「お金の基本7選」まとめ

  1. 「給料日直後に金欠」から抜け出すには、“使ってる金”を見える化せよ
  2. 貯金は“残ったら”じゃ一生できない。“先に抜く”が鉄則
  3. ムダに払ってる“毎月の固定費”があるか、点検してみ?
  4. もし“来月から収入ゼロ”になったら、どうする?
  5. 保険、ちゃんと中身知ってる?実はいらんやつ多いで
  6. 将来が不安なら、“今の延長でできること”から始めたらいい
  7. ギャンブル・タバコ・コンビニ通い…それ、給料の“ドブ流し”になってないか?

たった一つでもええ。
「これ、明日からやってみるか」って思えることがあったら、それだけで十分や。


最後に

「お金、ちゃんと“自分の意思”で使えてる?」
それとも、気づいたら“流れてる”だけになってないか?


お金のことは、家族のこと。
お金のことは、自分の未来のこと。

ムリに節約しろとも、ガマンしろとも言わん。
でも、「自分がどうしたいのか」を知るためにも、
一度ちゃんと、お金と向き合ってみる時間を取ってほしい。


未来は、いまの積み重ねでしかつくられへん。
だからこそ――
今日、ほんの少しでも“お金の使い方”を自分で選べたら、人生は必ず変わっていく。


📌 「考えるきっかけ」になったなら、まずは紙に1つ書き出してみて。
それが、“自分のお金”を取り戻す、はじめの一歩や。

  • この記事を書いた人

マサル

半導体工場で派遣から正社員となり最年少で課内最優秀社員に選出。早期退職後、農業スタートアップや期間工を経験。現在は自動車部品メーカーで働きながら、副業(ブログ運営、YouTube編集、バーテンダー)や資産形成(iDeCo、NISA、不動産投資)を実践中。多彩な経験を活かし、働き方や生き方を模索し続ける。