宅建を独学で受ける意味ある?落ちた俺が語る後悔と答え

1人で机に向かって宅建の参考書を開いている男。

マサル

半導体工場で派遣から正社員となり最年少で課内最優秀社員に選出。早期退職後、農業スタートアップや期間工を経験。現在は自動車部品メーカーで働きながら、副業(ブログ運営、YouTube編集、バーテンダー)や資産形成(iDeCo、NISA、不動産投資)を実践中。多彩な経験を活かし、働き方や生き方を模索し続ける。

宅建を独学で受けるって、意味あるのか?

結論から言うと、
“意味がある人”と“ムダになりやすい人”
がハッキリ分かれる。

そしてオレは――
2年連続で不合格になった「後者」だった。


努力した。
1回目(2023年)は
毎日2時間以上、週末は4〜5時間。
31点。


2回目(2024年)も
工夫して勉強法を変えたつもりだった。
34点。


でも結果は、
31点→34点。
あと1点足りずに、また不合格。

不合格は不合格。
そして、そのために削ってきた時間は、もう戻ってこない。


独学が悪いわけじゃない。
でも、「正しい方向に進めてるか?」を見誤ると、努力は平気で裏切ってくる。

この記事では、そんなオレの2年間の体験をもとに、

  • なぜ独学がムダになりやすいのか
  • どんな人なら独学でも戦えるのか
  • 3年目で通信講座を選ぶ理由

を、本音で語っていく。

今、宅建を独学でやろうとしてるなら――
その選択、本当に“意味ある”かどうか、
一度立ち止まって考えてみてくれ。

独学で2年連続不合格の悪夢

独学で宅建に挑む俺のイラスト

「独学でもいけるっしょ」
2023年、最初に宅建を受けようと思ったとき、マジでそう思ってた。

努力には自信あるし、地頭も悪くない。
なんせ通信講座って高ぇし、もったいないじゃん。

このブログを読んでくれてる人は、私がいかにお金にシビアな人間かわかってくれてると思う。そんな私は極力お金を使いたくなかった。

でも結果、2年連続で落ちた。


2023年:ガチで頑張った初挑戦

スタートは2月。
平日は毎日1〜2時間、週末は4〜5時間。
テキスト読み込んで、過去問ガンガン回してた。

ぶっちゃけ、手応えもあった。

でも――本番は31点。

合格点は36点。
惜しいようで、全然届いてない。


2024年:やり方変えてリベンジ

今度は紙一枚勉強法(棚田不動産大学)も取り入れて、
「理解重視」「実践力」ってテーマで進めた。

「前より完成度高いし、これで受かるやろ」と思ってた。

実際の記録がこれだ。
毎日コツコツ、一問一問。紙一枚勉強法で、ここまでやった。

紙一枚勉強法記録写真

赤ペンで埋まっていく表が、オレの“やった証拠”だった。
でも、これだけやっても――
合格点には届かなかった。

――また落ちた。34点。

この年の合格点は38点。
年々、上がってる。難しくなってる。


通信講座は、最初から勧められてた

じつは最初に宅建受けようとしたとき、
お付き合いがある不動産会社の社長に「フォーサイトがおすすめですよ」って言われてた。

実績ある人だし、信用してた。
でも、「自分は独学でいける」って思っちゃった。

というか、お金がもったいなかった。

2回目のときも「お金より時間がもったいない」と思ったけど、
「いや、今回はいけるやろ」
「また金かけんのもな…」でやめた。


結果:
2年連続で、あと4点足りずに不合格。

いやもう、これが一番キツい。

一点足りないだけで、不合格は不合格。
そして、そのために削ってきた時間は二度と戻らない。

マジでシャレにならん。


というわけで、ここからようやく本題。
「独学って、なんでこんなムダになりやすいのか?」って話をしていく👇

「独学がムダになりやすい」
3つの理由

「独学の沼にハマる図」

「独学でも受かる人はいる」

それは間違いない。
オレの周りにもいたよ。独学一発合格の人。

でも、その人らってだいたい
・高学歴
・他の資格も持ってる
・試験慣れしてる

こういうタイプ。

オレみたいに、社会人になってから勉強から離れてた人間が、
ノー武器で戦うにはキツすぎた。

実際、オレが独学でやってて「これはムダになってるかも…」って思ったポイントはこの3つ👇


範囲が広すぎて、全体が見えない

宅建って、ほんとに範囲が広い。

民法、宅建業法、法令上の制限、税・その他…
それぞれに細かいルール、用語、例外だらけ。

最初のうちは「全部ちゃんと覚えなきゃ!」ってなるんだけど、
独学だとどこが重要で、どこを捨てるかの判断がつかない。

結果、どうでもいいとこに時間使って、点につながらない。

特に宅建業法なんて点数配分デカいのに、民法ばっかり必死にやってたオレ…
今なら自分に言いたい。「そこじゃないぞ」って。


過去問だけ回して“できた気”に

独学あるあるだと思うんだけど、
過去問やって、間違えたら解説読んで「なるほどね〜」で終わるやつ。

で、次もまた解く。
正解する。
「おっ、覚えたやん」って思う。

…でもね、それ**“覚えてる”んじゃなくて、“見覚えがある”だけ。**

ちょっと言い回し変えられたり、選択肢の順番変えられると、もう迷子。

本番は“初見”をいかにさばけるか。
過去問周回だけじゃ、その感覚は身につかん。


継続がむずい。計画も崩れる。

これは社会人なら共感してもらえると思う。

  • 仕事終わって、クタクタで勉強どころじゃない日
  • 「今週こそ詰めよう」と思ってたのに、急な休日出勤
  • 家族の用事、体調不良、飲み会…etc

予定通りになんて、ならんのよ。

オレもスケジュール組んでたけど、現実はボロボロ。

で、空いた日は「あれ?前どこまでやってたっけ…?」からの、やる気ゼロ。


積み上げたはずでは受からない。

この3つ、どれか1つでも当てはまったら、
「頑張ってるのに手応えがない」状態になる可能性が高い。

頑張ってるからこそ、キツい。
毎日時間は使ってるのに、成果に結びつかない感覚。

オレもそうだった。

だから言える。

独学はムダじゃない。でも、ムダになりやすい。
自分にとって“ムダにならない環境”を作れるかどうかが勝負。

独学が厳しくなってる
“もう一つの理由”

宅建試験 合格点の推移(2014〜2024年)グラフ

そして、もうひとつ声を大にして言いたいのが、
最近、宅建試験そのものが難化してきてるってこと。


実際、ここ数年の合格点を見てほしい。

  • 2023年(令和5年):36点
  • 2024年(令和6年):38点

→ 50点満点中だから、合格ラインが76%を超えるハイレベル。

これは完全に「基本だけじゃ足りない」って流れになってきてるってこと。
応用力、横断的な理解、そして“初見問題への対応力”が求められてる。


オレもまさにそれでやられた。

過去問は周回してた。暗記もした。
でも、本番で出てくる“ちょっと捻った問題”になると、

「あれ、これ見たことない…」
「…うわ、模試やっときゃよかった」

ってなる。で、あと1点足りない。


独学は、「自分で全部設計して、正しい方向に積み上げていける人」には意味がある。
でも、試験が年々難しくなってる今、昔より“独学のハードル”は確実に上がってる。

だから、なおさら問いたい。

その独学、いまの宅建に本当に通用するのか?


次はその続き、
「じゃあ、独学でうまくいく人と、ムダになりやすい人って何が違うのか?」
って話をしていくよ!

独学が通用する人。しない人

「独学で一発合格しました!」

SNSとかでもよく見るけど――
そういう人って、だいたい“できる人”なんよ。


独学合格者は、だいたいこんな感じ

  • 元々大学受験でガチ勉強してた
  • 他の資格(簿記・行政書士・FPとか)も持ってる
  • 勉強習慣がしっかりある
  • 「情報の取捨選択」が自分でできるタイプ

つまり、試験慣れしてる人。

知識の覚え方とか、問題パターンの読み方とか、すでに頭に“型”がある。
そりゃ独学でも受かるよなって感じ。


勉強の素人は勉強を舐めている。

  • 社会人になってから勉強はほぼしてない
  • スケジュール管理も自己流
  • 正直、どこから手をつけていいか不安だらけ

そんな人間が、いきなりフルマラソン走ろうとしてるようなもん。

しかも、地図なし、水なし、靴も合ってない。
そりゃ途中でバテるよね。


宅建の合格率は“狭き門”

● 宅建の合格率は 例年15〜17%前後。
(令和5年度:合格率17.2%/合格点38点)

受験者は約30万人。そのうち合格するのは5万人ちょい。
10人中8〜9人は落ちてるってこと。

しかも、ここ数年で合格点がじわじわ上がってる。
昔より、明らかに難化傾向。


通信講座を使った人の合格率

たとえば有名な通信講座「フォーサイト」の公式データを見ると、
受講者の合格率は平均より圧倒的に高い。

フォーサイト利用者の合格率(令和5年度):67.8%
全国平均合格率(同年):17.2%

※もちろん「講座使えば100%受かる」わけじゃないけど、
正しいやり方を教えてもらって、それを実行できる環境があるだけでこれだけ差が出る。


地頭より「環境の差」の方がデカい

オレも最初は「独学でいけるっしょ」って思ってた。
でも実際は、やり方が間違ってたら、いくら頑張っても届かない。

独学で合格する人=優秀
独学で落ちる人=凡人

…じゃなくて、

独学で受かる人=すでに“受かる環境”を自分で作れる人
独学で落ちる人=そこを間違えたまま、時間だけ使ってしまう人

この差はマジでデカい。

オレは2回落ちて、ようやく気づいたことがある。
それは――
宅建に合格するのは、“選ばれた一部の人”だってこと。


誰が受かってるのか?
“合格者のリアル”俺分析

宅建合格者のタイプ別推定構成比(俺分析)のグラフ

合格率は毎年17%くらいって言われてるけど、
その中の17%がどんな人たちで構成されてるのか、意外と見えてない。

だから今回は、オレなりに**「誰が受かってるのか」**をランキングと数字で分解してみた。
完全に主観だけど、2年分の地獄を味わったリアルな体感ベースだ。


資格スクールや専門学校に通ってる人(約30〜35%)

資格スクールや専門学校に通ってる人。イラスト
  • 毎日の勉強リズムを崩さず管理してもらえる
  • 苦手や不安が出た時もすぐに相談できる
  • 模試・復習・本番対策が“セット”で揃ってる

→正直、合格に一番近いポジション。


不動産業界の人(+5点免除あり)|約20〜25%

不動産業界の人。イラスト
  • 実務で出る法律や用語に日常的に触れてる
  • 知識の定着が“仕事ベース”だから強い
  • 5点免除で実質の合格ラインが下がるのもデカい

試験慣れしてる人(高学歴・資格持ち)|約15%

試験慣れしてる人(高学歴・資格持ち)イラスト

  • 限られた時間で結果を出す“勉強筋”が鍛えられてる
  • 情報整理、要点把握、スケジューリング…全部うまい

通信講座を活用してる人|約15%

通信講座を活用してる人
  • 自分で全部調べて選ばなくていい
  • 時間と労力の“浪費”を避けやすい
  • 特に最近はフォーサイトやアガルートなど、内容もかなり実戦向き

別業界×独学×2回目以上の挑戦者|約10%

別業界×独学×2回目以上の挑戦者。イラスト
  • 前回の反省を活かして挑めるかどうかがカギ
  • 工夫・戦略・環境の見直しができるかで、結果が分かれる

別業界×独学×初回受験(=昔のオレ)|約5%以下

別業界×独学×初回受験。イラスト
  • そもそも試験の構造も配点感覚もわからない
  • 暗記はしてるけど「問われ方」に慣れてない
  • ひねられたら一発アウト、模試もやれてない、方向ミスも気づかない

6位スタートってどれくらい厳しいのか?

オレがざっくり計算してみたら、
このポジションから合格できる確率、約0.8〜1%。

合格者全体の17%の中でも、6位層が5%くらいしかいない。
つまり、100人受けて受かるのが1人くらいってこと。


結論:その位置から受かるの、マジで奇跡に近い

オレはその「6位スタート」で2回落ちた。
努力はした。でも方向も精度も、たぶん間違ってた。

だから今年は、戦い方を変える。
ようやく「合格者の側」に寄っていける方法を選んだ。


あなたは今、どのポジションにいる?
そしてその場所から――ほんとに受かると思えるか?

今年は“やり方”を変える。
フォーサイトを選ぶ理由

独学に疑問を持ち始めている俺

2025年、オレは3回目の挑戦をする。
でももう、同じやり方はしない。

今年は、最初から通信講座を使う。
フォーサイトを選んだ。


実は、最初から勧められてた

これは前にも書いたけど、
一番最初に宅建を受けようと思ったとき、不動産会社の社長が言ったんだよ。

「本気で取りたいなら、フォーサイト使っとけ」って。

宅建に合格してるどころか、現場でバリバリやってる人の言葉。
説得力しかなかった。

でも、聞かなかった。


当時のオレはこう思ってた

  • 地頭あるし、独学でいけるでしょ
  • 勉強は苦じゃない。努力できる
  • 通信講座って高いしもったいない

正直、「自分だけの力で取りたい」って意地もあった。

2回目の前も、「今度こそ通信やるか…」って思ってはいたけど、
結局また「いや、今回は独学でもいけそう」とか思ってスルー。


結果は、2年連続で不合格。

そして今、こう思ってる。

努力は足りてた。時間も使った。
でも“方向”が間違ってた。

合格に必要なのは、根性じゃなくて“ルート”だったんだ。


フォーサイトを選んだ理由

  • もともと信頼してる人からのオススメだった
  • 合格者の声もリアルで、講座の流れが具体的だった
  • 値段はかかるけど、2年分の受験費用と時間の損失の方がよっぽど高い

しかも、

合格者の平均点が高くて、学習効率がいいってデータも出てる。

正直、「もっと早く使っときゃよかった」って後悔はある。
でも今はもう、合格まで最短距離で行くことしか考えてない。

その独学、本当に意味あるか?

大きな金の天秤に「時間」と「お金」が乗っている。お金の価値と時間の価値を問うイラスト

最後にもう一回だけ言わせてほしい。

独学のメリットって、たしかに“お金がかからない”ってとこかもしれない。
でも、不合格だったときの「戻ってこない時間」は、それ以上に痛い。

そして、あと1点届かなかったときの絶望感。
あれはマジで、2回も味わうもんじゃない。

だから今年は、オレは変える。
やり方を、武器を、選びなおす。


「独学でいけるか?」じゃなく、
「このやり方で、ほんとに受かるのか?」って、
今の自分に問い直してみてくれ。

努力したい気持ちはわかる。
オレもそうだった。
「自分の力で取りたい」「無駄な出費は避けたい」――全部わかる。

でも、2回落ちて思った。

独学ってまじで意味ある?

あと1点届かなかったとき、
戻ってこない時間に気づいたとき、
もう「頑張ったからいいや」なんて気持ちにはなれなかった。


だから最後に伝えたいのは、これだけ。

今のあなたにとって、
「その独学、ほんとに意味あるか?」
一度立ち止まって考えてみてほしい。

  • この記事を書いた人

マサル

半導体工場で派遣から正社員となり最年少で課内最優秀社員に選出。早期退職後、農業スタートアップや期間工を経験。現在は自動車部品メーカーで働きながら、副業(ブログ運営、YouTube編集、バーテンダー)や資産形成(iDeCo、NISA、不動産投資)を実践中。多彩な経験を活かし、働き方や生き方を模索し続ける。