動画編集のコツ(中編)「ただ任せても、面白くはならん」動画編集でつまずく“本当の理由”とは?

マサル

半導体工場で派遣から正社員となり最年少で課内最優秀社員に選出。早期退職後、農業スタートアップや期間工を経験。現在は自動車部品メーカーで働きながら、副業(ブログ運営、YouTube編集、バーテンダー)や資産形成(iDeCo、NISA、不動産投資)を実践中。多彩な経験を活かし、働き方や生き方を模索し続ける。

動画が面白くならんのは、センスのせいじゃない。

今日の申し送り


単調な動画になるのは、センスがないからじゃない。“編集の誤解”が原因や。

俺は動画編集歴6年。
趣味で始めたYouTube配信がきっかけで、結婚式のPVを頼まれたり、動画編集の仕事を請け負うようになった。
プロのスタジオ育ちじゃない。現場で試行錯誤して身につけた“使えるテク”だけを伝えるつもりや。


編集って、「カットしてテロップ入れるだけ」だと思ってない?

「動画編集って難しそう…」
「でもカットしてテロップ入れれば、なんとかなるっしょ」

最初はそう思うよな。
俺も最初そうやったし、フィモーラ触りながら独学でやってた。

でも、やればやるほど思う。
「あれ?カットしてテロップ入れてるのに…なんか面白くならん」って。

で、そこで手が止まる。
「あれ、これって俺のセンスがないだけ?」って自信がなくなる。

違う。そうじゃない。
実は、“編集の考え方”そのものがズレてることが多い。


単調な動画が生まれる“3つの勘違い”

動画が地味になる原因、つまり「3つの病」。
これは、だいたい次の3つの“勘違い”から来てる。

カットは「削る」だけだと思ってる

→ 実は「リズムをつくる」が本当の役目

無音をカットするとか、長すぎる説明を削るのは大事。
でも、それだけじゃ**“間延びした無音カット地獄”**ができあがる。

0.1秒単位で音を詰めると、動画に「テンポ」が生まれる。
カット=削除じゃなくて、編集=リズム作りなんよ。

テロップは「見やすさ」だけのために入れる

→ 実は「動きをつける」道具でもある

白字でズラッと表示するだけだと、見てる側はすぐ飽きる。
テロップは、動き・位置・タイミングを使って「画に変化」をつける道具。

静止画に「生きてる感じ」を出す。
ちょっとした文字の“動き”が、視聴者の目を引くんよ。

編集は「なんとなく」やるもの

→ 実は“工程分け”すると劇的に楽になる

たとえば、料理でいうと、
野菜切って、肉焼いて、味付けして、盛り付けて…って分けるやろ?

動画編集もそれと同じ。

  • まずは全部カットする
  • 次に効果音だけ入れる
  • その後にテロップ全部入れる

こうやって工程ごとに一気にやると、驚くほどスムーズ。
初心者ほど「順番」で迷うから、まずは分けて考えた方がええ。


「いや、そんなに手間かけられん」って声もわかる

ここまで読んで、たぶんこう思った人もいるはず。

「いや、仕事終わってからYouTube編集するのに、
そんなに細かく工程分けてやってられんよ…」

めっちゃわかる。それ。

でもな、「編集の順番がバラバラ」なままやる方が、
むしろ時間も労力もかかるんよ。

たとえば、
カットとテロップを同時にやろうとすると、
「あれ?この場面、音ズレてるな…」「もう一回カット戻さな…」ってなって、
編集の“往復ビンタ”状態になる。

逆に、順番決めてやれば
毎回同じ流れで編集できるから、時短にもなるし、安定感も出る。

プロの現場でも、「編集フロー(手順)」は鉄板なんよ。
だからこそ、素人ほど“丁寧に順番でやる”方がラク。


「放置」じゃなくて「仕組み化」が近道や

よく言われるんよ。

「いや、自分は“素人なんで”センスとか難しいことは無理っす」

でも、それって実は「思考停止」になってる可能性がある。

編集に必要なのは、センスじゃない。
「どうしたら面白くなるか」ってパターンを理解すること。

現場仕事と一緒。
段取りを組んで、流れを整えた方が、結果的に早くて安全。
編集もそれと同じやで。


「料理みたいに考える」って最強なんよ

俺が編集に悩んでた頃、一番ラクになったのは、
動画編集を“料理”だと考えるようになってから。

  • 具材(素材)をそろえる=撮影とカット
  • 味付けする=音やテロップで盛る
  • 盛り付ける=構成と画面の変化をつける

これで考えると、「今どの作業してるんやっけ?」って迷わなくなる。

プロっぽくする必要はない。
「飽きずに見れるテンポ」と「ちょっとの変化」さえあれば、素人でも面白い動画はつくれる。


後編は「明日からできる」編集テクを紹介!

次回は、具体的なテクニックに落としていくで。

  • 無音カットのやり方
  • 効果音の“盛りどころ”
  • クロップズームの使い方
  • 挿絵で「変化をつくる」方法
  • “言わない勇気”のテロップ活用術

「やってみよかな」って思える小技をしっかり紹介していくわ!

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マサル

半導体工場で派遣から正社員となり最年少で課内最優秀社員に選出。早期退職後、農業スタートアップや期間工を経験。現在は自動車部品メーカーで働きながら、副業(ブログ運営、YouTube編集、バーテンダー)や資産形成(iDeCo、NISA、不動産投資)を実践中。多彩な経験を活かし、働き方や生き方を模索し続ける。