「時間がないのは言い訳だ」──前編を読んで、そう思ってくれた人もいるだろう。
でもたぶん、こんな気持ちも湧いてきてないか?
「いや、でも実際キツいし…」
「そんな簡単に変えられるわけないよ」
「朝活とかムリだし」
──その気持ち、めちゃくちゃわかる。俺もそうだったから。
だから今回は、
なぜ人は「時間がない」と言い訳してしまうのか?
その“心のクセ”と、“その越え方”について話していく。
読むだけで、少し心が軽くなるはずだ。
「できない理由」探しに慣れた自分から、少しずつ抜け出そう。
今日の申し送り
言い訳をするのは、怖いから。なら、「なぜ怖いのか」から見直そう。
前編では、「時間がない」は言い訳だと伝えた。
本当に「ない」のは、時間じゃなくて
覚悟と工夫。
俺自身、「朝時間」を作ることで、
ようやく一歩を踏み出せた。
でも、たぶん今こんなふうに思ってる人もいるはずだ。
「いや、それでも無理だよ」
「子育てもしてるし、疲れてるし、続かないって…」
その正体を、いっしょに見ていこう。
「時間がない」と言い訳するのは、防衛反応
まず、大前提として知ってほしいのは──
人は、自分を守るために“言い訳”をするってこと。
心理学ではこれを「自己防衛本能」と言う。
失敗したら傷つくかもしれない。
周りからバカにされるかもしれない。
自信がなくて踏み出せない。
だから、「やらない理由」を用意して、
自分を守ってるんだ。
現場でよくある「できない理由探し」って、こういうこと
たとえば、現場のこんなセリフ。
- 「俺、もう歳だからな」
- 「家族もいるし、無理できねえよ」
- 「昔から勉強苦手だしさ」
どれも、わかるよ。
でも、裏を返せば──
**「やらなかった時の自分を正当化してるだけ」**なんだ。
これをずっと続けてると、
挑戦しない自分に慣れちゃう。
そのうち、“挑戦する人”を見ると、逆にモヤモヤしてくる。
「あいつは特別だから」
「独身だから時間あるんだろ」
「こっちは現場があるんだよ」
──でも、本当にそれだけか?
「時間を作る人」と「時間に流される人」の違い

時間は、みんなに平等だ。
成功してる人も、やりたいことやってる人も、
1日24時間しかない。
違うのは、「何に時間を使うか」の選び方。
✅ 朝スマホいじって10分消える
✅ コンビニ前でボーッとしてる5分が消える
✅ 夜、意味もなくダラダラして1時間溶ける
これが毎日積み重なったら、
月に何時間消えてると思う?
仮に毎日1時間ムダな時間があるとしたら、
1ヶ月で30時間。
丸一日以上、自分の時間を捨ててることになる。
「朝なんて起きられない」
わかる。最初は無理だと思うよな。
でも、それって**「朝起きられない体」じゃなくて、「夜寝ない習慣」が原因**なんだよ。
早く起きたければ、まず「夜をどう過ごすか」から変える必要がある。
- スマホは夜9時以降見ない
- 子どもと一緒に寝る
- 次の日の朝やることをメモしておく
こうするだけで、起きやすくなる。
大事なのは、“気合”じゃない。
「仕組み」で勝つこと。
「家族がいて無理」
これも本当によく聞く。
でも、それでもやれてる人がいるのも事実。
たとえば、さっき紹介した吉田穂波さん。
- 3人の子どもを育てながら
- 医者として働いて
- ハーバードで学び直して
- 本も出してる
これ、特殊能力があるからじゃない。
「工夫して、やる」って覚悟があるから。
しかも、吉田さん自身が言ってた。
「完璧にやろうとしない。60点でいい。
でも、自分で時間を作る努力をやめたら、人生は停滞する」
これ、心に残ったな。
“完璧じゃなくていい”んだよ。
でも、“動こうとしなきゃ、何も変わらない”。
朝活の効果は、データが証明している。──言い訳を超える4つの事実
「朝活なんて、どうせ意識高い人だけの話だろ?」
──そんなふうに思ってた。
でも調べてみると、ちゃんと数字とデータで証明されている。
しかも、特別な人だけじゃない。
普通の現場で働く俺たちにも、チャンスはある。
ここから、朝活の力を裏付ける“4つの事実”を紹介する。
読むだけで、きっと「朝活、ちょっとやってみようかな」って思えるはずだ。
「◆【1】年収が高い人ほど「朝型」
▶︎ ソニー生命「会社員の生活実態調査(2016)」より
年収1,000万円以上の人のうち、**65.6%が「朝型」**と回答。
つまり、朝型の生活習慣は、
**成果を出している人たちの“当たり前”**になっているってことだ。
📌 ポイント:早起き=収入アップの直接因果ではないが、「朝を活用する習慣」が結果に結びついている可能性は高い。
👉︎「副業や資格って、やれる人は結局、時間を作ってるからなんだな」と実感できるデータ。
「朝活をしている人は、幸福度が高い」
➡︎ スタンフォード大学の心理学研究では、
朝型の生活をしている人は、夜型の人よりも
- ポジティブ感情(前向きな気持ち)30%アップ
- ストレスホルモン(コルチゾール)20%ダウン
していることがわかっている。
つまり、朝時間を味方につけると、
単に時間だけじゃなく、心の余裕も手に入るということだ。
(現場読者向けポイント)
👉︎「疲れた、イライラする」が減るだけでも、毎日の仕事がだいぶラクになる。
「朝に目標設定する人は、達成率が高い」
➡︎ ハーバード大学の研究では、
朝のうちに「今日やるべきこと」を明確に決めた人は、
そうでない人よりも
- タスク達成率が約1.3倍高かった
と報告されている。
これはなぜか?
脳がスッキリしている朝に計画を立てることで、
一日を「流されずにコントロールできる」からだ。
(現場読者向けポイント)
👉︎「現場でバタバタ振り回される」って人ほど、朝の5分で差がつく。
日本でも進む「朝活文化」
➡︎ 日本では「朝活コミュニティ」や「朝活カフェ」も年々増加している。
ある朝活コミュニティの調査では、
- 朝活継続者の約8割が「人生が好転した」と回答
- 朝活開始後、転職・独立・収入アップを実現した人が多数
こうしたデータが裏付けている。
(現場読者向けポイント)
👉︎「都会の人だけでしょ」じゃない。
地方でも、地道に朝活してる人たちが、確実に人生を動かしている。
朝活の効果はでかい
朝活は、感覚だけじゃない。
数字とデータでも、確実に結果を出している。
だからこそ、
特別な環境じゃなくても
「朝の2〜3時間」を変えるだけで、未来を動かせる。
すごい才能がなくても
中編のまとめ
- 言い訳するのは、怖いから。でもそれは人間として自然な反応
- 大事なのは、「その言い訳の中身を見つめること」
- 朝時間は、工夫と仕組みで誰でも作れる
- 完璧を目指さなくていい。まずは“やれること”をやってみる
今のまま、「できない理由」を抱えたまま10年過ごしたら、
本当に納得できるだろうか?
たとえ小さな一歩でも、
今ここから動き出したら、
未来は絶対に変えられる。
「どうせ無理」じゃなく、
**「どうやったらできるか」**を考えるほうが、ずっとカッコいい。
次回予告(後編)
【後編】では、『時間がない 後編──朝時間で人生を変える!やれる自分を取り戻す実践法』
いよいよ「実践編」。
どうやって朝時間を作り、
どうやって続けるのか?
その方法を、できるだけ具体的に、段階的に紹介する。
「やってみようかな」と思えたなら、もう半分成功だ。
あとは、始めるだけだ。