YouTubeのデータは、
- インプレッション(表示数)
- インプレッションクリック率(再生率)
- 視聴者維持率(視聴長さ)
この3つだけ見とけばええ。
「YouTubeの数字?なんかよくわからないし、難しそう…」
そう思ってる人、けっこう多いと思う。
正直、昔の自分もそうだった。
グラフとか%とか、アナリティクスとか言われてもピンとこないし、
「どこを見たらいいのか」すらわからなかった。
でもある時、「YouTubeの数字って、実はたった3つだけ見ればいい」って知った。
そこから、自分の動画の“何が悪かったか”が見えてくるようになったんだ。
実際に少しずつ改善していったら、
再生数も安定してきたし、「次はここを直してみよう」って思えるようになった。
今回は、数字が苦手な人に向けて、
**「YouTubeでまず見るべき3つの数字」**を、できるだけわかりやすく紹介していく。
「とりあえずこれだけ見とけばOK」って内容にしてあるので、気楽に読んでみてほしい。
YouTubeの数字は、3つだけ見ればいい

「動画出してるのに、再生されない」
「何が悪いのか、いまいちわからない」
そんなふうに感じたことはないだろうか。
自分も最初はそうだった。
「がんばって作ったのに、数字が伸びない」とモヤモヤしてた。
でもある時気づいたんだ。
「投稿してから」が本番。数字がすべて教えてくれる
YouTubeには、動画を出したあとに“見直せるポイント”がある。
しかも、それはちゃんと数字として見えるようになっている。
「どこまで表示されたか」「クリックされたか」「最後まで見てもらえたか」
そういうデータを使えば、
- タイトルが伝わっていなかった
- 最初の入りが弱くて離脱された
- そもそも見つけてもらえていなかった
…みたいな原因が、感覚ではなくちゃんと数字でわかるようになる。
グラフ?%?むずかしく考えなくていい
安心してほしい。
「数字を見る」といっても、専門家みたいに全部チェックしなくていい。
まずは、最低限の3つだけ。
そこだけ押さえれば、動画のどこを改善すればいいかが自然と見えてくる。
次のセクションでは、その「3つの数字」を順番に紹介していこう。
インプレッション数|まず「表示されたかどうか」を見る

YouTubeで最初にチェックしてほしい数字──
それがインプレッション数です。
この数字は、ひとことで言うと、
「あなたの動画が、どれだけ人の画面に表示されたか」
を表しています。
📺 表示ってどういうこと?
誰かがYouTubeを開いたとき、
ホーム画面・検索結果・おすすめ一覧などに、
あなたの動画のサムネイル(表紙画像)とタイトルがチラッと出てきますよね。
あれが**「表示された」**ということ。
1回出るごとに、1インプレッションとしてカウントされます。
🎣 釣りにたとえるなら、「エサを投げた回数」
動画がどれだけ面白くても──
誰にも見つけてもらえなければ、クリックされません。
つまり、インプレッションが少ないということは、
**「水にエサすら投げていない状態」**なんです。
釣りなら、エサを投げなきゃ魚は釣れませんよね?
YouTubeも同じで、まず表示されないと話にならないんです。
表示されるかどうかは、「タイトル」と「説明文」で決まる
YouTubeの仕組み(アルゴリズム)は、
動画の「タイトル」と「説明文(紹介文)」を読んで、
この動画は、どんな人におすすめすべきか?
を判断しています。
つまり、ここの書き方しだいで表示される回数が大きく変わるんです。
❌ 情報が少なすぎるタイトルでは、スルーされる
たとえばこんなタイトル:
「釣りしてきました」
これだと…
- どこで釣ったの?
- 何を釣ったの?
- 初心者向け?上級者向け?
…と、見る側にはまったく内容が伝わりません。
その結果、「よくわからんし、見なくていいか」とスルーされがち。
YouTubeの仕組み的にも、検索されにくく表示もされづらくなるんです。
⭕ 中身がはっきり伝わるタイトルは、表示されやすい
こんなタイトルならどうでしょう:
「100均の釣具だけでシーバス釣れた|初心者の海釣りチャレンジ」
このタイトルには、こんな情報が詰まってます:
- 何を使った? → 100均の釣具
- 何が釣れた? → シーバス
- どんな人向け? → 初心者
- どんな企画? → チャレンジ系
これだけ具体的に書かれていれば、
「あ、自分に関係ありそう」と興味を持ってもらいやすい。
YouTubeも、「この動画はこういう人におすすめしよう」と判断しやすくなり、
検索やおすすめに表示される回数も自然と増えていきます。
🔍 まとめ:インプレッション数を見る意味
- インプレッション=表示された回数。エサを投げた数と同じ
- 中身がいくら良くても、表示されなきゃ見てもらえない
- タイトルと説明文を“具体的に”書くのが、表示される第一歩
📎 参考記事もチェック!
「伸びるタイトルって、どうやってつけるの?」という人は、
▶ 伸びる動画のタイトルのつけ方(別記事)を読んでみてください。
クリック率|表示されたあと、押されたかどうかがわかる数字

さっき話した**「インプレッション数」**で
「動画がどれだけ表示されたか」がわかったら──
次に見るべき数字があります。
それが、**「クリック率」**です。
🎯 クリック率って何?
クリック率(CTR=Click Through Rate)は、
表示された中で、実際に動画を押してもらえた割合を示す数字です。
たとえば…
- あなたの動画が100回表示されて
- そのうち5人がクリックしてくれたなら
→ **クリック率は「5%」**になります。
💡なぜ、この数字が重要なのか?
クリック率が低いということは、
「動画は出てるけど、スルーされている」状態。
つまり──
入り口(サムネ・タイトル)で“興味を持たれていない”可能性が高いんです。
中身以前に「見よう」と思ってもらえなきゃ、
再生もされません。
クリック率を上げるカギは「サムネイル」と「タイトル」
YouTubeの画面って、基本的に「流し見」されてますよね。
そんな中でパッと目にとまるのが、
サムネイル(表紙画像)とタイトルのセットです。
この2つで「なんか気になる」「面白そう!」と思ってもらえるかが勝負です。
✔ サムネイルは“第一印象”
スクロール中に目に入るのがサムネイル。
- 地味すぎたり
- 文字が小さくて読みにくかったり
- 伝えたいことが絵で伝わらなかったり
そんなサムネはスルーされやすくなります。
✔ タイトルは言葉でキャッチする。
タイトルも同じ。
- 誰向けか?
- 何が起こるのか?
- 見た人にどんな得があるのか?
ここがちゃんと伝わっていないと、押されません。
👀 クリック率が低いとき、見直したいポイント
以下のようなチェックリストで、自分の動画を振り返ってみてください:
- サムネが目立たない or 情報がぼやけてる?
- 文字が読みにくい or 色が見づらい?
- タイトルに“具体性”がある?
- 「誰のための動画か」がはっきりしてる?
📊 どれくらいの数字を目指せばいい?
YouTube公式や運用の現場では、
おおよそこんな基準で考えられています:
- 2%以下:改善の余地あり(反応が薄い)
- 4〜5%前後:平均的。悪くない状態
- 6%以上:かなり好調。ファンの反応も良好
- 10%超え:バズる可能性大(ジャンルによる)
特に2%を下回っている場合は、
サムネ・タイトルの見直しで劇的に改善することも多いです。
🔍 数字は「自分の中で比べる」のが正解
大事なのは、他人と比べることじゃないんです。
自分の動画の中で…
- 「クリック率が高かった動画」
- 「低かった動画」
を見比べてみてください。
「どんなタイトル・サムネが良かったか?」
自然と見えてくるはずです。
📌まとめ:クリック率は“入り口の反応率”
- 表示された中で「押されたか?」がわかる数字
- 低ければ、興味を引けていない可能性が高い
- 改善ポイントはサムネイルとタイトルにある
- まずは“自分の中で高いか低いか”で比べてみる
次は、動画がクリックされたあと──
「どこまで見てもらえたか?」=視聴者維持率の話に進んでいきます。
視聴者維持率|見続けてもらえたか?を示す“中身の通信簿”

動画がクリックされた──
ここで安心するのはまだ早いです。
そのあとに**「ちゃんと最後まで見てもらえたか?」**
つまり、中身が伝わったかどうかを見る数字があります。
それが、**視聴者維持率(Retention Rate)**です。
📊 視聴者維持率ってなに?
かんたんに言えば──
再生されたあと、「どこまで見続けてもらえたか」をパーセンテージで教えてくれる数字
たとえば…
- あなたの動画を100人が再生してくれて
- 最初の30秒で半分(50人)が離脱していたら
→ **「30秒時点の視聴者維持率は50%」**になります。
YouTube Studio(管理画面)には、
この“視聴の流れ”がグラフ(横軸の線)で見えるようになっているので、
「どこで人が離れたか」がすぐにわかります。
🎯 特に大事なのは「最初の15〜30秒」
視聴者は、動画を見てすぐにこう判断します:
- この動画、自分に関係あるか?
- 面白そうか?
- 想像してた内容と合ってるか?
この判断は、ほとんどが最初の15〜30秒で下されます。
ここでピンとこなければ──
すぐにスワイプされて、別の動画に行かれてしまいます。
❌ こんな始まり方は、離脱されやすい
- 長い自己紹介だけがダラダラ続く
- 音だけで映像がほぼ動かない
- サムネで期待した内容がなかなか出てこない
- 本題に入るまで1分以上かかる
どれも、今のYouTube視聴者には**“テンポが遅い”**と感じられがちです。
⭕ 改善ポイントはここ!
- 最初の15秒に「見どころ」や「結論」を出す
例:「今日の釣果、これです!」と結果を先に見せる - 無駄な前置きは削る
→ 自己紹介や風景だけの時間はバッサリカット - 視聴者が離れたタイミングを見て、原因を探す
→ 何を話してた? 画面はどんな内容だった?
維持率グラフの“落ち込みポイント”こそ、改善のヒントの宝庫です。
視聴者維持率は「動画の中身がちゃんとしてたか?」の指標
この数字を見れば──
- どこが退屈に感じられたのか?
- 逆に、どこはしっかり見てもらえたのか?
- 編集や構成がどこでズレていたか?
…がわかります。
YouTubeの評価システムでも、
“最後まで見られた動画”はおすすめされやすくなります。
逆に、すぐに離脱されると、他の人に表示されにくくなる傾向もあります。
📏 目安となる視聴者維持率のライン
YouTube運用の現場や公式ヘルプでは、
次のような「平均ライン」がよく使われます:
動画の長さ | 平均的な視聴者維持率の目安 |
---|---|
3〜5分 | 50%以上あればかなり優秀 |
5〜10分 | 40%前後あればOK |
10分以上 | 30%超えていれば悪くない |
📌 YouTube公式の発言もあります
「視聴者維持率が50%を超えていれば、非常に良いパフォーマンス」
「10分を超える動画で30%を超えていれば、健全な範囲」
これを見ると、30〜50%でも“よく見られてる”動画だと評価されることがわかります。
💬 比べるのは「人と」じゃなく「前の自分と」
他人と比べる必要はありません。
大事なのは──
「前回より上がったか?」
「離脱された場所を改善できたか?」
この“改善の手がかり”として使うことです。
数字は怒ってこない。
ただ静かに「ここ、直せるかもよ」と教えてくれるだけです。
📌まとめ:視聴者維持率は「中身の通信簿」
- 動画がどこまで見られたか?が数字でわかる
- 最初の15〜30秒が勝負所
- 離脱ポイントを見て“改善点”が見つかる
- 平均30〜50%あれば、まったく問題なし
次のパートでは、ここまで見てきた3つの数字を、
実際どう活かしていくか?
「数字との付き合い方」をお話しします。
そして、数字との付き合い方をどう変えていくか──
✅数字は「ダメ出し」じゃなくて「気づきのヒント」

「アナリティクス?なんか難しそう…」
「数字が悪かったら落ち込みそうで見たくない…」
そう感じる人、きっと多いと思います。
正直、オレも昔はそうでした。
画面を開いて、
グラフや%を見て、
「はあ〜…また伸びてないな」って。
でも、あるとき気づいたんです。
この数字たちって、オレを責めてるんじゃない。
“次どうすればもっと良くなるか”を教えてくれてるんやなって。
✅落ち込むためじゃなく、“次”に進むための数字
- 再生されなかった動画
- 最初ですぐに離脱された動画
- タイトルでスルーされた動画
たしかに見るとちょっと凹むけど、
「なんで伸びなかったのか」が、数字にちゃんと出てるんです。
そこに気づけるようになると──
数字を見るのが、だんだん“おもしろく”なってくる。
✅伸びなかった動画には、“直せる理由”がある
どんなに経験がある人でも、
最初から全部うまくいくなんて、ありえません。
でも逆に言えば、
うまくいかなかった動画ほど、次に活かせるヒントがたくさんある。
たとえば──
- インプレッションが少ない
→ タイトルや説明文があいまいかも? - クリック率が低い
→ サムネや言葉のフックが弱かったかも? - 視聴者維持率が低い
→ 最初の入りや、構成が合ってなかったかも?
こうやって一つひとつ改善していけば、
次の動画はきっともっと伸びるようになります。
✅数字は“答え”じゃないけど、“ヒント”にはなる
アナリティクスを開いたとき、
「うわ、またダメだった…」じゃなくて、
「ここを変えたら、次はよくなるかもしれない」
そう思えるようになってくると、
数字ってむしろ味方なんだなって、感じるようになります。
✅まとめ:数字は、あなたを伸ばす“相棒”になれる
- 数字は「責めるため」じゃなく、「気づかせるため」にある
- 落ち込まずに、“次の改善点”として使えばOK
- ダメだった動画こそ、学びの宝庫
- アナリティクスは、あなたの味方になってくれる
「投稿して終わり」じゃなくて、
投稿したあと、数字をちょっとのぞいてみる。
それだけで、YouTubeは一歩ずつ成長できる場所になるはずです。
あなたの動画を良くしてくれる“味方”にもなれる。
✅最後に:動画を出したあと、「ちょっとだけ数字をのぞいてみてほしい」
ここまで紹介してきた3つの数字──
- どれだけ表示されたか?(インプレッション)
- どれくらい押されたか?(クリック率)
- どこまで見られたか?(視聴者維持率)
実はこの3つだけで、
動画が「なぜ伸びなかったのか?」が見えてくるようになります。
「中身が悪いんじゃなくて、最初のタイトルが弱かったのか」
「途中で離脱されてたのか」
「そもそも見つけられてなかったんやな」
そうやって気づけるようになれば、
次は“どこを直せばいいか”が自然と見えてくる。
🎯YouTubeは「出して終わり」じゃなく、「出してからがスタート」
動画を出すまでは、たしかに大変。
でも──投稿したあとに、数字をちょっと見る。
それだけでもう、次への一歩が踏み出せるようになります。
✅数字を“敵”にするんやなくて、“味方”につけよう
わからなくても、苦手でも、ぜんぜんかまへん。
まずは「見てみようかな」で十分です。
「再生数が伸びない…」と悩んでいるなら、
この3つの数字だけでも見てみてください。
あなたの動画が、もっと伝わるようになるヒント。
きっとそこに隠れています。