【再生される入口設計】#2 検索されない動画は“存在しない”のと同じ。タイトルが勝負を決める理由

マサル

半導体工場で派遣から正社員となり最年少で課内最優秀社員に選出。早期退職後、農業スタートアップや期間工を経験。現在は自動車部品メーカーで働きながら、副業(ブログ運営、YouTube編集、バーテンダー)や資産形成(iDeCo、NISA、不動産投資)を実践中。多彩な経験を活かし、働き方や生き方を模索し続ける。

今どきのYouTubeは“流れてくる”んじゃない。“探されて選ばれて”見られてる。

今日の申し送り:

見つけてもらえなきゃ、再生されるチャンスすらない。


「タイトル考えろって言われても…」と思った人へ

前編で、「タイトルつけ舐めてたかも…」と気づいた人。

よし、いいスタートだ。
でもここで一つ疑問が浮かぶかもしれない。

「検索されやすいってどういうこと?」
「タイトルって、そんなに影響あるのか?」
「いや、内容が良ければ見られるでしょ?」

その気持ち、わかる。
実際、自分も最初はそう思ってた。

でも、今のYouTubeで再生数を伸ばしている人たちが意識してるのは、“内容”だけじゃない。
“発見されること”=入口設計をとにかく重視してる。


「中身がいい動画」より「見つけられる動画」が勝つ時代

YouTubeはもう、“流れてきたのをなんとなく見る場所”じゃない。
多くの視聴者は、自分で“探して”、選んで、見ている。

つまり、「検索に出るかどうか」が超重要なんだ。

たとえばカメラ系なら、視聴者はこう検索してる:

  • 「α6400 設定 初心者」
  • 「一眼レフ 夜景 撮影コツ」
  • 「Kiss M2 使い方 室内」

こういう“具体的で困ってるときに使う言葉”で探してる。
これが、スモールキーワードってやつだ。


スモールキーワードとは?

簡単に言えば、

  • ビッグキーワード:カメラ、撮影、Vlog、レビュー
  • スモールキーワード:α6400 設定 初心者/夜景 撮影 三脚なし/Canon M2 レンズ比較

具体的な商品名・悩み・目的が入ってる言葉=スモールキーワード。

競争も少ないし、検索意図がハッキリしてるから、当たればちゃんと見られる。


スモールキーワードをさらに詳しく。

一言でいうと:

「困ってる人が、実際に検索しそうな“具体的な言葉”のこと。」


📌 違いをサクッと比較
ビッグキーワードスモールキーワード
カメラ、釣り、Vlogα6400 夜景 設定 初心者/11月 バス釣り シャロー
人は多く見るけど、競合が多すぎる見つけてほしい人にピンポイントで届く

スモールキーワードは、より具体的に、より詳細に、より的を絞った言葉選び。

例えば

友達の家で食事をする時、「箸(はし)とってきて、台所にあるよ」と言われてもどこにあるのかわからない。

台所にいって、食器棚に箸(はし)と書いてあったら一発でわかるよね。

  • 台所→ビッグキーワード
  • 食器→ミドルキーワード
  • はし→スモールキーワード

🛠 タイトルに入れるなら、こう変える

❌ 「初めてのカメラチャレンジ」

✅ 「α6400で夜景撮影!初心者でも設定これだけ」

❌ 「秋の釣りで奇跡のヒット」

✅ 「11月バス釣り×シャローアサシンで朝まずめ一発」


✅ 一番伝えたいこと

「探してる人が使う言葉を、タイトルに入れよう。」

タイトルが弱いと、そもそも画面に表示されない

たとえば、動画のタイトルが:

  • 「夜景を撮ってきた」
  • 「カメラ初心者Vlog」
  • 「はじめての一眼チャレンジ」

……このタイトル、検索に一切引っかからない。

なぜなら、“誰もそんな言葉では検索しない”からだ。

だから、動画の内容が良くても、YouTubeの中で「存在してない」のと同じ。


ここが現実:クリックされる以前に、「出てこない」

よく「サムネで勝負」と言う人がいるけど、それは間違いじゃない。
でも、そもそも検索や関連に“表示されなければ”、サムネも見られない。

つまり、こういう順番なんだ:

① 表示される(=タイトルとキーワードの力)
② クリックされる(=サムネイル)
③ 見続けられる(=内容)

順番を間違えちゃいけない。


自分の動画が検索に出るか、確認したことある?

一回やってみてほしい。

自分が出した動画のテーマで、実際にYouTubeの検索欄に打ち込んでみる。

例:「α6400 初心者 設定」
例:「室内 カメラ 写真 コツ」

そこに自分の動画が出てこないなら、タイトルの設計ミスの可能性が高い。


キーワードは「自然に」じゃなく「戦略的に」入れる

よく「自然なタイトルにしよう」と言う人もいるけど、
それで検索されなければ意味がない。

むしろ、「検索に出る言葉を“意図して”入れる」のが、今の戦い方。

たとえば:

❌「撮ってみた」

✅「α6400で夜景を初心者が撮ってみた」

❌「初Vlog」

✅「初心者が一眼レフで撮るカフェVlog/Kiss M2使用」

ほんの少し手を入れるだけで、“検索される言葉”になる。


キーワード選びのコツ(シンプル2ステップ)

✅ ① YouTubeの検索欄に自分のテーマを打つ

「α6400」と入力

  • 「α6400 設定」
  • 「α6400 夜景」
  • 「α6400 初心者」

→ 出てくる候補が、実際の“視聴者の検索行動”

✅ ② 自分の検索履歴を思い出す(もしくは見返す)

あなた自身も、何か調べるときにキーワードを打ってるはず。

例:「NDフィルター 使い方」「背景ぼかし 方法 一眼」

→ それをそのまま“他の初心者も使う”と思えばOK


中身がよくても、入口で負けてる人が多すぎる

これ、本当にあるあるだけど──

  • 内容はしっかり作られてる
  • 編集も丁寧
  • 語りも聞きやすい

なのに再生されない。

その理由が「誰にも検索されないタイトル」だったとしたら、どう思う?

もったいなさすぎるよな。


次は、タイトルをどう“変えていく”か?

中編では、

  • タイトルがなぜ大事なのか
  • 視聴者の検索行動
  • スモールキーワードの選び方

を話してきた。

じゃあ次は、

「実際に、どのタイミングでタイトルを変える?」
「どう改善していけば、再生数は伸びるのか?」

その話を、後編で解説する。

【再生される入口設計】#3タイトルは“投稿後が本番”。再生数が動くまで何度でも変えろ - MASARU BLOG

タイトルは、「出す前」じゃなく、「出したあとが本番」だ。

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半導体工場で派遣から正社員となり最年少で課内最優秀社員に選出。早期退職後、農業スタートアップや期間工を経験。現在は自動車部品メーカーで働きながら、副業(ブログ運営、YouTube編集、バーテンダー)や資産形成(iDeCo、NISA、不動産投資)を実践中。多彩な経験を活かし、働き方や生き方を模索し続ける。