今どきのYouTubeは“流れてくる”んじゃない。“探されて選ばれて”見られてる。
今日の申し送り:
見つけてもらえなきゃ、再生されるチャンスすらない。
「タイトル考えろって言われても…」と思った人へ
前編で、「タイトルつけ舐めてたかも…」と気づいた人。
よし、いいスタートだ。
でもここで一つ疑問が浮かぶかもしれない。
「検索されやすいってどういうこと?」
「タイトルって、そんなに影響あるのか?」
「いや、内容が良ければ見られるでしょ?」
その気持ち、わかる。
実際、自分も最初はそう思ってた。
でも、今のYouTubeで再生数を伸ばしている人たちが意識してるのは、“内容”だけじゃない。
“発見されること”=入口設計をとにかく重視してる。
「中身がいい動画」より「見つけられる動画」が勝つ時代

YouTubeはもう、“流れてきたのをなんとなく見る場所”じゃない。
多くの視聴者は、自分で“探して”、選んで、見ている。
つまり、「検索に出るかどうか」が超重要なんだ。
たとえばカメラ系なら、視聴者はこう検索してる:
- 「α6400 設定 初心者」
- 「一眼レフ 夜景 撮影コツ」
- 「Kiss M2 使い方 室内」
こういう“具体的で困ってるときに使う言葉”で探してる。
これが、スモールキーワードってやつだ。
スモールキーワードとは?
簡単に言えば、
- ビッグキーワード:カメラ、撮影、Vlog、レビュー
- スモールキーワード:α6400 設定 初心者/夜景 撮影 三脚なし/Canon M2 レンズ比較
具体的な商品名・悩み・目的が入ってる言葉=スモールキーワード。
競争も少ないし、検索意図がハッキリしてるから、当たればちゃんと見られる。
スモールキーワードをさらに詳しく。
一言でいうと:
「困ってる人が、実際に検索しそうな“具体的な言葉”のこと。」
📌 違いをサクッと比較
ビッグキーワード | スモールキーワード |
---|---|
カメラ、釣り、Vlog | α6400 夜景 設定 初心者/11月 バス釣り シャロー |
人は多く見るけど、競合が多すぎる | 見つけてほしい人にピンポイントで届く |

スモールキーワードは、より具体的に、より詳細に、より的を絞った言葉選び。
例えば
友達の家で食事をする時、「箸(はし)とってきて、台所にあるよ」と言われてもどこにあるのかわからない。
台所にいって、食器棚に箸(はし)と書いてあったら一発でわかるよね。
- 台所→ビッグキーワード
- 食器→ミドルキーワード
- はし→スモールキーワード
🛠 タイトルに入れるなら、こう変える
❌ 「初めてのカメラチャレンジ」
✅ 「α6400で夜景撮影!初心者でも設定これだけ」
❌ 「秋の釣りで奇跡のヒット」
✅ 「11月バス釣り×シャローアサシンで朝まずめ一発」
✅ 一番伝えたいこと
「探してる人が使う言葉を、タイトルに入れよう。」
タイトルが弱いと、そもそも画面に表示されない
たとえば、動画のタイトルが:
- 「夜景を撮ってきた」
- 「カメラ初心者Vlog」
- 「はじめての一眼チャレンジ」
……このタイトル、検索に一切引っかからない。
なぜなら、“誰もそんな言葉では検索しない”からだ。
だから、動画の内容が良くても、YouTubeの中で「存在してない」のと同じ。
ここが現実:クリックされる以前に、「出てこない」
よく「サムネで勝負」と言う人がいるけど、それは間違いじゃない。
でも、そもそも検索や関連に“表示されなければ”、サムネも見られない。
つまり、こういう順番なんだ:
① 表示される(=タイトルとキーワードの力)
② クリックされる(=サムネイル)
③ 見続けられる(=内容)
順番を間違えちゃいけない。
自分の動画が検索に出るか、確認したことある?
一回やってみてほしい。
自分が出した動画のテーマで、実際にYouTubeの検索欄に打ち込んでみる。
例:「α6400 初心者 設定」
例:「室内 カメラ 写真 コツ」
そこに自分の動画が出てこないなら、タイトルの設計ミスの可能性が高い。
キーワードは「自然に」じゃなく「戦略的に」入れる

よく「自然なタイトルにしよう」と言う人もいるけど、
それで検索されなければ意味がない。
むしろ、「検索に出る言葉を“意図して”入れる」のが、今の戦い方。
たとえば:
❌「撮ってみた」
✅「α6400で夜景を初心者が撮ってみた」
❌「初Vlog」
✅「初心者が一眼レフで撮るカフェVlog/Kiss M2使用」
ほんの少し手を入れるだけで、“検索される言葉”になる。
キーワード選びのコツ(シンプル2ステップ)
✅ ① YouTubeの検索欄に自分のテーマを打つ
「α6400」と入力
- 「α6400 設定」
- 「α6400 夜景」
- 「α6400 初心者」
→ 出てくる候補が、実際の“視聴者の検索行動”
✅ ② 自分の検索履歴を思い出す(もしくは見返す)
あなた自身も、何か調べるときにキーワードを打ってるはず。
例:「NDフィルター 使い方」「背景ぼかし 方法 一眼」
→ それをそのまま“他の初心者も使う”と思えばOK
中身がよくても、入口で負けてる人が多すぎる
これ、本当にあるあるだけど──
- 内容はしっかり作られてる
- 編集も丁寧
- 語りも聞きやすい
なのに再生されない。
その理由が「誰にも検索されないタイトル」だったとしたら、どう思う?
もったいなさすぎるよな。
次は、タイトルをどう“変えていく”か?
中編では、
- タイトルがなぜ大事なのか
- 視聴者の検索行動
- スモールキーワードの選び方
を話してきた。
じゃあ次は、
「実際に、どのタイミングでタイトルを変える?」
「どう改善していけば、再生数は伸びるのか?」
その話を、後編で解説する。
【再生される入口設計】#3タイトルは“投稿後が本番”。再生数が動くまで何度でも変えろ - MASARU BLOG
タイトルは、「出す前」じゃなく、「出したあとが本番」だ。