タイトルなんて飾りだと思ってる。
でも、それが理由で“見られない名作”になってしまう。
今日の申し送り
タイトルが悪いと絶対にみられない。
「内容は悪くないはずなのに…」と思ってるあなたへ
動画はそこそこいい出来。撮影も編集も頑張った。
でも、再生数がぜんぜん伸びない。
「なんで?こんなに手間かけてるのに…」
「○○さんの動画の方が内容うすいじゃん…」
そう思ったこと、あるんじゃないか?
実はそれ、動画の“中身”じゃなく“入口”で損してる可能性が高い。
入口っていうのは、タイトル・説明文・サムネイルのこと。
その中でもとくに重要なのが――タイトルだ。
タイトルが弱い動画は、そもそも“存在してない”のと同じ

ちょっと想像してみてくれ。
スーパーで「今日の晩ごはんどうしようかな…」ってウロウロしてるとき。
パッと目に入ったのが、
- 「激安!半額!ジューシー唐揚げ!」
- 「202番 500g 冷凍食品」
だったら、どっちを手に取る?
内容がどうあれ、最初に選ばれるのは“わかりやすくて、食欲そそる”方だよな。
YouTubeの世界でも同じ。
超重要
- 「タイトルで引っかかんなきゃ、表示されない」
- 「表示されなきゃ、見られない」
- 「見られなきゃ、評価もされない」
――それだけのことなんだ。
もったいない動画が山ほどある
実際、「内容は悪くないのに…」って動画は山ほどある。
編集もがんばってるし、喋りも聞きやすい。
でも、タイトルがこうなってると、めっちゃ損してる。
- 「今日の釣り」
- 「日曜のVlog」
- 「〇〇でまさかの展開…!」
これ、誰も検索しないし、内容も想像できない。
つまり、「クリックされる理由がゼロ」なんだ。
伝えたいことがあるのに、伝わらない苦しさ
これは、自分で動画つくってる人なら痛いほどわかると思う。
「ちゃんと伝えたいことがある」
「撮影も編集もがんばった」
「だから、せめて見てほしい」
なのに…見られない。
コメントもこない。
伸びない数字を見て、ため息が出る。
「こんなに時間かけて、意味あるのか?」
そう思い始めたら、もう次の動画を作る手も止まりがちになる。
でもさ、それって本当に「動画の中身のせい」か?
視聴者は“検索して、探して、選んでる”
ここが本質なんだけど――
YouTubeって「流れてきた動画をなんとなく見る場所」じゃなくなってる。
多くの人は今、“検索して、自分に合う情報を探して”クリックしてる。
たとえばカメラ系の視聴者なら、
- 「α6400 使い方 初心者」
- 「一眼レフ 夜景 撮影 設定」
- 「EOS Kiss M2 レンズ おすすめ」
みたいに、めちゃくちゃ具体的な言葉で探してる。
でも、タイトルが「久しぶりにカメラ持って外出した」だったら――
検索には一切引っかからない。
つまり、そもそも画面に表示されるチャンスすらない。
伝わらなければ、存在してないのと同じ
動画の良し悪しって、正直“見られてから”しか判断されない。
どんなに中身が良くても、クリックされなければ「なかったこと」になる。
つまり――
「タイトル舐めてると、絶対にみられない。」
そしてその結果、「誰にも見られないけど、いい動画」っていう、一番もったいない存在が生まれる。
タイトルは“何度でも変えていい”
そもそも、タイトルって「一発勝負」じゃない。
反応が悪いなら、何度でも変えるのが基本だ。
プロの配信者だって、投稿後に
「最初の反応がイマイチだったから、キーワードを変えた」
「視聴者のコメントからヒントをもらって、言葉を調整した」
――なんてことは日常茶飯事。
むしろ変えずに放置してる方が“もったいない”。
とくに伸び悩んでるチャンネルなら、目安としてはこうだ。
- 悪くても“チャンネル登録者数の2倍”は再生されるタイトルを目指す。
- 素人でも狙えるジャンルなら「1000回」「1万回」までは粘って変える。
再生数が動かないまま放置するより、
**「変える→様子を見る→また変える」**ってやった方が、はるかに建設的だ。
「おれの動画、もしかして…」って思ったら
ここまで読んで、「あ、俺のことかも…」って少しでも思った人。
安心してほしい。
それは「才能がない」とか「センスがない」んじゃない。
ただ、“見せ方の設計”ができてないだけ。
でも逆に言えば、タイトルを変えるだけで、再生数は変わる可能性がある。
いい動画でも、タイトルでスルーされたら終わり
中身の出来に自信がある人ほど、タイトルづけを軽く見がちです。
「内容さえ良ければ見てもらえるはず」と思って、見せ方をサボってしまう。
でも――それが一番、もったいないんです。
動画を評価してもらう前に、“見られるかどうか”の壁がある。
しかも今のYouTubeは、「検索で見つけられなきゃ、存在しないのと同じ」。
じゃあ、なにを意識してタイトルをつければいいのか?
“見つけられる動画”にするために、最低限おさえるべき設計のポイントとは?
その話は、中編でじっくり掘っていきます。
【再生される入口設計】#2 検索されない動画は“存在しない”のと同じ。タイトルが勝負を決める理由 - MASARU BLOG