正直、俺は宅建を取れば転職できると思っていた。
43歳で未経験。不動産業界に入るなら、まず宅建だろうと考えていたし、資格を取れば転職の道も開けると思っていた。
でも、実際に動いてみたら違った。
宅建はたしかにプラスだった。けど、それだけで簡単に採用されるほど甘くはなかった。
宅建を取れば転職できると思っていた
宅建を取ったとき、俺の中では少し安心があった。
「これで不動産業界に行けるかもしれない」って。
40代で未経験から転職するなら、何もないより資格があったほうがいい。これは間違っていない。
ただ、俺が実際に感じたのは、宅建は入口のカードであって、内定を約束してくれるものではないということ。
ここに、けっこう大きなギャップがあった。
俺はこうだった。
43歳未経験で宅建を取ってから転職活動をした。活動期間は半年。15社応募して、面接は2社。内定は1社だった。
15社応募、面接2社、内定1社の現実
この数字を見て、どう感じるかは人それぞれだと思う。
でも俺は、これが現実なんだなと受け止めた。
15社応募して、面接まで行けたのが2社。
宅建を持っていても、未経験の43歳というだけで、簡単には会ってもらえない。
書類で落ちることもあるし、反応が薄いこともある。
でも、そこで「自分はダメなんだ」と決めるのは早い。
転職活動って、人格を否定されているように感じる瞬間があるけど、実際はそうじゃない。
会社側にも事情があるし、求めている人材もある。
合わなかっただけ、ということも普通にある。
会社が見ていたのは営業力だった
面接を受けて、俺が強く感じたのはここ。
宅建を持っていることは評価される。
でも、会社が本当に見ていたのは、営業としてやっていけるかどうかだった。
不動産営業は、お客さんと話す仕事。
物件の説明だけじゃなくて、信頼してもらえるか、動けるか、続けられるか。
そこを見られている感覚があった。
宅建を持っているから安心、ではなくて、宅建を持ったうえで、この人は営業としてどうなのか。
そう見られていた。
ここなんよ。
宅建は強みになる。でも、43歳未経験の転職では「資格だけ」では足りなかった。
ライバルは経験者だった
考えてみて。
同じ40代で、すでに不動産営業の経験がある人が応募していたら、会社はそっちを見たくなる。
これはきついけど、自然なことでもある。
だから未経験の俺は、経験者と同じ土俵に立っていることをちゃんと理解しないといけなかった。
宅建を持っているから有利、ではなく、宅建を持ってやっと比較対象に入れる場合もある。
そういう感覚だった。
でも、それでも落ちたから終わりではない。
経験者に勝てない日もある。条件が合わない会社もある。タイミングが合わないこともある。
それを全部、自分の価値に直結させなくていい。
考えてみて。
落ちた会社の数で、自分の人生そのものまで否定していない?
受かるまで受けるというマインド
俺がこの転職活動で思ったのは、最後は1社決まれば終わりということ。
15社全部に受かる必要はない。
10社に好かれる必要もない。
たった1社、自分を採用してくれる会社が見つかれば、そこから始められる。
だから、落ちた数より、動き続けたかどうか。
俺的には、ここが本当に大きかった。
もちろん、きれいごとだけではない。
40代未経験の転職は甘くない。
宅建を取っても、すぐ決まるとは限らない。
でも、動かなかったら何も変わらない。
受かるまで受ける。
この考え方は、かなり泥くさいけど、俺には必要だった。
ここなんよ。
不採用は終わりじゃなくて、まだ合う1社に届いていないだけ。
今日できる小さな一歩
もし今、43歳未経験で宅建を取って、不動産業界への転職を考えているなら、甘く見ないほうがいい。
でも、諦めるのも早い。
資格は無駄じゃない。ちゃんと武器になる。
ただ、その武器をどう見せるか。営業としてどう伝えるか。そこまで考えて動く。
全部やらなくていい。
今日一歩だけでいい。
今日一歩
- 応募する不動産会社を1社だけ探す
- 職務経歴書に「営業として活かせる経験」を1つ書き出す
- 落ちた理由を自分の価値ではなく、条件のズレとして見直す
43歳未経験でも、簡単ではないだけで、終わりではない。
俺はそう思う。