正直、わかっていたつもりだったんよ。
不動産業って、事務所の中だけで完結する仕事じゃないって。そんなことは最初からわかっていたつもりだった。
でも最近、改めて痛感してる。
一歩外に出たら、もうそこから全部フィールドなんよ。
わかっていたつもりだった
不動産業って、物件資料を見たり、電話したり、契約書を確認したり、そういう仕事のイメージもあると思う。
もちろんそれも仕事。
でも俺が最近感じてる違和感は、そこだけ見てたら全然足りないなってこと。
外に出た瞬間に、街の見え方が変わる。
ただ移動してるだけの時間でも、歩いてる道でも、車で通る道でも、目に入るものが仕事につながってくる。
俺はこうだった。
実際に帰りは遠回りして土地勘つけてこいって言われる。
不動産業って一歩外に出ればもうフィールド。わかっていたけど、不動産業って一歩外に出たら、すべて仕事場というのを改めて痛感してる。
これ、頭ではわかってた。
でも実際にそういう目で街を見るようになると、ただの景色じゃなくなる。
そこが面白いところでもあるし、ちょっと怖いところでもある。
街が情報に変わる
たとえば、売地が目に入る。
空き家が目に入る。
店舗の入れ替わりも気になる。
看板が変わっていたら、あれ、前なんだったっけってなる。
道沿いの土地の使われ方も見るし、駐車場の入り方も見る。
ただ街を歩いてるだけなのに、自然と情報収集になってる。
これって、机の上で資料だけ見てても入ってこない感覚なんよ。
現地に立ったときの空気感とか、周りの建物との距離感とか、人の流れとか。
そういうものが、あとから仕事の中でつながることがある。
ここなんよ。
不動産業は、物件を見る仕事というより、街の変化に気付く仕事でもある。
しかも、空き家って感覚だけの話でもない。
総務省の2023年住宅・土地統計調査では、全国の空き家は約900万戸、空き家率は13.8%と公表されてる。
数字で見ると大きいけど、俺的には、これを街で見たときに「ああ、だから目に入るんだな」ってつながる感じがある。
別に数字を見て偉そうに話したいわけじゃない。
ただ、普段見てる街の中に、ちゃんと仕事の入口があるってことなんよ。
景色の見え方が変わる仕事
これを言うと、ずっと仕事に追われるみたいに聞こえるかもしれない。
でも俺は、そういう意味で言ってるんじゃない。
休みの日まで仕事しろとか、常に営業しろとか、そういう話じゃない。
ただ、見え方が変わる。
街がただの背景じゃなくなる。
家、土地、店舗、道、人の流れ。
全部が少しずつ意味を持って見えてくる。
そこに気付けるようになると、不動産業って面白いなと思う。
事務所に戻ってから考えるんじゃなくて、外にいる時点でもう考える材料が集まってる。
ここに、この仕事の広さがある。
考えてみて。
いつも通ってる道を、仕事の目で見たら何が変わって見える?
不動産業に興味があるなら、最初から難しい知識を全部入れようとしなくていい。
全部やらなくていい。
まずは、街を見る目を少し変えてみるだけでいい。
売地の看板に気付く。
空き家っぽい家に気付く。
店舗が変わったことに気付く。
その小さい気付きが、あとで仕事の感覚につながってくる。
俺はそう思う。
今日一歩
- いつもの道で、売地・空き家・空き店舗を1つだけ探してみる
- 気になった場所を地図で見て、周りに何があるか確認してみる
- なぜそこが気になったのか、ひと言だけメモする
今日一歩だけ。
街の見え方が少し変わったら、それはもう不動産業の入口に立ってるってことだと思う。
【参考資料】
- 総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計」