正直、お金って増やすことばかり考えたくなる。
俺もそうだった。
もっと稼げたら楽になる。収入が上がれば貯まる。そう考えて、どう増やすかばかり見ていた時期がある。
でも、現実はあまり変わらなかった。
入ってくるお金を増やそうとしているのに、なぜか手元には残らない。ここがずっと気持ち悪かった。
お金を増やすことばかり考えていた頃
お金を増やしたいと思うと、最初に見るのは収入なんよ。
副業とか、投資とか、給料を上げるとか。
もちろん、それ自体が悪いわけじゃない。俺も、そっちを見ていた。
でも、今振り返ると、順番が違ったなと思う。
財布に穴が空いたまま、水を入れようとしていた感じ。
どれだけ水を注いでも、下から漏れていたら残らない。
俺はこうだった。
収入アップばかり追っていた。でも、現実は思うように変わらなかった。増やす前に、出ていくお金をちゃんと見ていなかった。
これ、けっこうきついんよ。
頑張っている感覚はあるのに、数字を見ると変わっていない。
むしろ、頑張っているからこそ「これくらい使ってもいいか」ってなる時もある。
それでまた残らない。
俺はそこで、増やすことより先に、捨てることを見ないといけないと思った。
二宮金次郎の思想との出会い
その時に、二宮金次郎の「積小為大」という考え方が引っかかった。
小さいものを積み重ねて、大きなものにしていく。
言葉だけ見ると、きれいな教訓に聞こえるかもしれない。
でも俺には、もっと泥くさい言葉に見えた。
一発逆転じゃない。
小さいことを、馬鹿にしない。
たったそれだけに見えることを、ちゃんと拾う。
お金も同じだと思った。
大きく増やす話ばかり見ていると、小さい出費が見えなくなる。
でも実際に家計を崩しているのは、意外とその小さい出費だったりする。
ここなんよ。
お金が貯まらない時ほど、大きな方法を探す前に、小さな漏れを見たほうがいい。
掃除とお金は同じ
俺的に、掃除とお金はかなり似ている。
部屋をきれいにしたい時、大きなゴミだけ捨てても、なんかスッキリしないことがある。
机の端のホコリとか、床の隅の小さいゴミとか、そういう塵芥みたいなものが残っていると、空気が変わらない。
お金も同じ。
大きな買い物だけ反省しても、毎日の小さい無駄を見逃していたら、家計の空気は変わらない。
コンビニでなんとなく買うもの。
使っていないのに残っている月額サービス。
惰性で払っているもの。
ひとつひとつは小さい。
だから見逃しやすい。
でも、積小為大って、良い方向だけじゃないと思う。
小さな無駄も積もれば、大きな出費になる。
考えてみて。
考えてみて。
今月、使ったことすら覚えていない出費って、どれくらいある?
責めているわけじゃない。
俺も、そこを見ないまま「もっと増やしたい」と考えていた。
でも、本当に見るべきだったのは、派手な方法じゃなくて、足元だった。
お金を増やす前に、いらない出費を塵芥まで捨てる。
これをやると、家計管理が少し現実になる。
気合いじゃなくなる。
数字と向き合う感じになる。
今日できる一歩
全部やらなくていい。
いきなり家計簿を完璧につけようとしなくていい。
節約を人生の我慢大会にしなくていい。
今日見るのは、ひとつでいい。
小さい出費をひとつだけ見直す。
それだけでいい。
今日一歩
- スマホの明細を開いて、覚えていない出費を1つ探す
- 使っていない月額サービスがあれば、1つだけ解約する
- 今日の「なんとなく買い」を1回だけ止めてみる
小さいと思うかもしれない。
でも、二宮金次郎の積小為大って、そこなんよ。
小さいことを軽く見ない。
増やす前に、漏れを止める。
俺はそう思う。