力を抜いたとき、人は一番いい動きをする

マサル

はじめまして。MASARUです。 このブログでは、仕事、お金、不動産、AIなど、自分が実際に経験したことや学んだことを書いています。 特別な成功者ではありません。 失敗も多いし、遠回りもたくさんしてきました。 だからこそ、「どうすれば少しずつ前に進めるのか」を、自分自身に問いかけながら発信しています。 このブログを読んで、「ひとつやってみようかな」と思ってもらえたら嬉しいです。 --- ### 運営者 * 元製造業 * 現在は不動産業界で勤務 * 宅地建物取引士 * 不動産投資・インデックス投資を実践 * 二児の父

正直、力を抜けって言われるのが、一番むずかしい。

力を入れることなら、まだわかるんよ。頑張る。練習する。準備する。気合いを入れる。そこはわかる。

でも、力を抜くってなると急にわからなくなる。

怠けてるみたいに感じるし、手を抜いてるみたいにも感じる。勝ちたいときほど、結果を出したいときほど、身体に力が入る。

俺もそうだった。

力を抜いたとき、人は一番いい動きをする

俺はこうだった。

空手とサーフィンで、一番パフォーマンスが出たときって、力が抜けていたときだった。身体が勝手に動くような感覚があって、自分の身体じゃないみたいに自然に良い動きが出た。

これ、うまく説明できないんだけど。

空手でもサーフィンでも、「今の動き、何だったんだろう」って感じる瞬間があった。

頭で細かく命令してないのに、身体が先に反応してる。力でねじ伏せてる感じじゃなくて、流れに乗ってる感じ。

でも、その感覚をいつも出せるわけじゃない。

むしろ、出そうとした瞬間に消える。

「またあの感じを出したい」って思った瞬間、もう力が入ってるんよ。

身体に力が入る前に、心に力が入っている

勝ちたい。

カッコよく見せたい。

結果を出したい。

褒められたい。

怒られたくない。

恥ずかしい。

失敗したくない。

こういう感情って、身体より先に心を固くする。

そして心が固くなると、身体も固くなる。

俺的に、力みって身体の問題だけじゃない。

先に「どう見られるか」とか「どう評価されるか」に心が引っ張られてる。

そこから肩に力が入って、呼吸が浅くなって、動きが遅れる。

ここなんよ。

身体を脱力させたいなら、先に「何に執着しているのか」に気づかないといけない。

努力するほど、力を抜けなくなることがある

これも、ちょっとしんどい話なんだけど。

努力すればするほど、結果への欲が強くなることがある。

これだけやったんだから勝ちたい。

これだけ準備したんだから失敗したくない。

これだけ頑張ったんだから認められたい。

その気持ちは悪くない。自然だと思う。

でも、その努力が自信じゃなくて執着に変わると、逆に動けなくなる。

俺はここを何回も感じてきた。

頑張ってないからダメなんじゃなくて、頑張ったぶんだけ「絶対に結果を出さなきゃ」に変わってしまう。

その瞬間、身体は自由じゃなくなる。

脱力は、何もしないことではない

脱力って、何もしないことじゃない。

全部の力を抜くことでもない。

必要なところには力を入れる。いらないところは抜く。

これだけなんだけど、これが本当にむずかしい。

空手でも、ずっと力んでいたら速く動けない。

サーフィンでも、波に逆らってガチガチになったら、身体が反応しない。

力を入れる瞬間はある。でも、ずっと入れっぱなしじゃない。

脱力って、力を使わないことじゃなくて、余計な力を使わないこと。

俺はそう思う。

宮本武蔵も、力だけで強くなったわけではない

『バガボンド』の宮本武蔵を見ていても、俺はそこを感じる。

これは名言を引用したいとかじゃなくて、俺が作品から受け取ったことね。

最初の武蔵って、勝ちたい、強くなりたい、証明したい、そういう執着の塊みたいに見える。

でも物語が進むにつれて、強さの形が変わっていく。

力で押し切る強さから、もっと静かな強さへ変わっていく感じがある。

俺はあれを読んで、強さって力を足すことだけじゃないんだなって感じた。

余計なものが削れていく強さもある。

大谷翔平選手を見ていて感じること

大谷翔平選手のことも、俺は同じように見てしまう。

結果がすごすぎるから、どうしてもホームランとか数字に目がいく。

でも俺がすごいなと思うのは、結果だけに心を持っていかれていないように見えるところ。

2023年のWBC決勝前に、大谷選手がチームに向けて「憧れるのをやめましょう」と声をかけた場面があった。

俺はあれを、相手の名前や結果への恐れに飲まれず、今この場で自分たちのプレーに戻るための言葉として受け取った。

勝ちたい気持ちを消すんじゃない。

でも、勝ちたい気持ちに飲まれない。

ここ、脱力とすごく近い気がする。

老荘思想の「無為」も、少しだけわかる気がする

老荘思想の「無為」って、俺は専門家みたいには語れない。

でも、何もしないというより、無理に動かそうとしない、自然な働きを邪魔しない、そういう感覚として受け取っている。

空手でもサーフィンでも、身体が覚えたものがある。

練習してきたものがある。

それなのに本番で、頭が細かく命令しすぎると、身体の自然な動きが止まる。

「こうしなきゃ」「失敗するな」「カッコよく見せろ」って命令が多すぎる。

だから、練習では考える。

でも本番では、身体を信じる。

これが俺にとっての脱力に近い。

感情を消すのではなく、感情に気づく

感情をなくすのは無理だと思う。

勝ちたいし、褒められたいし、失敗したくない。

それをゼロにしようとすると、逆に苦しくなる。

だから俺は、消すより先に気づくほうがいいと思ってる。

今、勝ちたいに飲まれてるな。

今、カッコよく見せたいが出てるな。

今、失敗したくないで固くなってるな。

そうやって気づくだけで、少しだけ距離ができる。

少しだけ、力が抜ける。

心理学でも、緊張や覚醒が高すぎるとパフォーマンスが落ちることがある、という考え方は昔から研究されている。1908年のヤーキーズとドッドソンの研究で知られる話だけど、俺はこれを知識としてより、空手とサーフィンの身体感覚として先に知っていた気がする。

力を入れたほうが良い場面はある。

でも、入りすぎた力は邪魔になる。

脱力は、今の俺にも言い聞かせたいこと

これ、誰かに教えたいというより、今の俺にも言い聞かせたいことなんよ。

力を抜くって、簡単じゃない。

頑張っている人ほど、抜けない。

結果を出したい人ほど、固くなる。

でも、本当にいい動きが出るときって、余計な力が抜けている。

空手でも、サーフィンでも、たぶん仕事でも日常でも。

全部やらなくていい。

今日一つだけでいい。

考えてみて。

今の自分は、何を握りしめすぎて身体が固くなっているんだろう。

今日一歩

  • 肩に力が入っていると気づいたら、息を一回だけ長く吐く
  • 「失敗したくない」と思っている自分に気づくだけにする
  • 本番では、考えることを一つだけに絞る

今日一つだけ、余計な力を抜いてみる。

俺も、そこからやってみる。

参考資料

  • Yerkes, R. M., & Dodson, J. D.(1908)「The relation of strength of stimulus to rapidity of habit-formation」Journal of Comparative Neurology and Psychology
  • World Baseball Classic / MLB公式映像(2023)大谷翔平選手の決勝前スピーチ「憧れるのをやめましょう」
  • Stanford Encyclopedia of Philosophy「Laozi」無為に関する解説
  • この記事を書いた人

マサル

はじめまして。MASARUです。 このブログでは、仕事、お金、不動産、AIなど、自分が実際に経験したことや学んだことを書いています。 特別な成功者ではありません。 失敗も多いし、遠回りもたくさんしてきました。 だからこそ、「どうすれば少しずつ前に進めるのか」を、自分自身に問いかけながら発信しています。 このブログを読んで、「ひとつやってみようかな」と思ってもらえたら嬉しいです。 --- ### 運営者 * 元製造業 * 現在は不動産業界で勤務 * 宅地建物取引士 * 不動産投資・インデックス投資を実践 * 二児の父